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下々の者へ(その1488)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2020年 1月18日(土)21時17分37秒
編集済
  1月18日…「富岡市美術館」へ。”時代の空気。副田高行がつくった新聞広告100選。”へ。3時からの一倉宏とのトークショーへも。1時間チョイ位と思ってたら、何と2時間も。後方に座り途中で逃げ出そうと算段したが、入り口で椅子の番号を指定される。シネコンかよ!(入館料400円でトークショーは無料)。広告屋の自慢話を2時間も聞かされるのは地獄と覚悟してたが、それ程でもなかった。特に眠気を覚ましてくれたのが、吉永小百合を起用したシャープの液晶テレビの新聞広告の話題。聞いてる方はシャープが身売りする没落の要因は、このカマトト大女優と広告屋にもあると思ってるが、彼等にはそういう羞恥心の持ち合わせは無いらしい。トクトクトクと俺様自慢を(爺様同士で誉めあうのが気色悪い)。出版業界とは近いが全然違う世界(ご両人が特別?)。一倉は詩人でもあると。こういう神経の人がどういう詩を書くか非常に興味が。田村店頭、いやコミガレで物色してみよう。トークショーは映画同様90分が理想。残り30分を質疑にすればダレない。所が5時過ぎて質疑を始めたら、よりによって地獄のような馬鹿ガキが2人も立ち上がり(質問より自らの聡明さとやらを人々に拝聴させたいゲロタイプ)…。耐えられずに早々に帰宅の途へ。

『東京新聞』今朝の群馬版。群大大学院理工学府の藤井雄作教授らが、”声掛け機能付き防犯カメラ”を開発、桐生の商店街の5か所に設置することになったと(写真2枚入りのスーパーヨイショ記事)。プライバシー保護に最大限配慮とのわざとらしい下りもあるが、具体策ゼロ。パスワード云々とあるが、本問題での本質は官憲への対応。捜査令状なしには絶対見せないとか、その辺が曖昧ではプライバシーも糞も無い。だいたい”監視カメラ”ではなく、”防犯カメラ”なる役人用語を用いてる点で、教授や執筆記者(池田知之)の立ち位置は明らか。お節介な声掛け騒音が増すだけでなく、冤罪を生む要因となろう。しかし『東京新聞』前橋支局、安中の役人按摩記者の樋口聡君といい、理想的な記者クラブボンクラ記者を揃えてて感心。
 
 

(無題)

 投稿者:zzz  投稿日:2020年 1月10日(金)14時53分36秒
編集済
  初売りのコミガレで手に取る本は少ないが、木村伊兵衛の外遊写真集を発見。近くに写真集「パリ」が落ちてないかと探すがさすがにない。古ツアさん、塩山さんらしき人を見かけるが、某ブログで写真を見たことがあるだけなので空似かも。  

下々の者へ(その1487)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2019年12月28日(土)16時32分28秒
編集済
  1月15日…昨日は事務所で数時間本業後、「シネマヴェーラ渋谷」で『ハイ・シエラ』を数十年ぶりで(字幕配役順は、ボガードを抑えてアイダ・ルピノがトップ。ただ思ってた程面白くなかった)。その足で「京橋テアトル」で『恐竜が教えてくれたこと』(「シネスイッチ銀座」他で3月公開予定)を。その間読んでた『サラムボー(上)』(フローベール・岩波文庫)を紛失。仕方なく読む気はなかったが持ってた、『飛ぶ孔雀』(山尾悠子・文藝春秋)を高崎線で。こういうハッタリを有り難がるガキも多いのだろう。あの文庫、試写室、あるいは上野駅ホーム?(上野駅では松本清張のぶ厚い文庫も一昨年落とした)。だから坪内祐三の死は朝刊まで知らず。『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)刊行の際は、直後に『週刊文春』のコラムで紹介していただき、有り難うございました。ご冥福をお祈りします。ただ同文庫編集担当の、南陀楼綾繁とは昔から馬が合わなかった様子。と言うか、坪内の側が一方的に嫌ってた感じが。チョイ前にも『週刊文春』の連載で、南陀楼のスペルを悪意タップリにからかってたし。その綾繁センセとは明日夜新年会の予定。俺の知らない複雑な背景があるのかどうか、ジックリ追求してみたい。

 夜、「109シネマズ高崎」で『フォードVSフェラーリ』。観客約7名。面白い。大資本が個性的小資本を叩き潰す、どう考えても後味の良くなる素材ではないのに、フォード側に巧妙に悪役を配した脚本が、客の喉の魚の骨を自然に抜き去っている(豊田ファミリーにこんな度量はないだろう)。ただ150分は長い。演技派俳優揃いの中ではイマイチ冴えない、マット・デイモンの不要なストップ・ウォッチ泥棒や、ねじでの攪乱戦法場面を切れば、もっと締まったはずだ。子役が出しゃばり過ぎないのもいい。上信線で『飛ぶ孔雀』(山尾悠子・文藝春秋)の続き。高い本なので放棄ぜずに嫌々読み続けているが、どんどんつまらなくなる。

1月12日…「シネマテークたかさき」、15時25分開始の『パラサイト』に出掛けたら、満席で入れず。日に3回上映中だが、10日の初日以来ずっとこうだと。「前橋シネマハウス」も「109シネマズ高崎」もパッとせず(後者を検索、プリントしてくれた館のお姉さんに感謝!)。「あすなろ」でコーヒー後、結局は近所の「高崎電気館」で『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』。先週ここで観たばかりだが、新たな発見もあり楽しめた。本シリーズ、満男が出しゃばらなければ問題なし。

  高崎駅西口周辺でれいわ新選組のポスターを掲示してるのは、知る範囲で3か所。ブランド品中古屋兼占い館(「高島屋」裏手)。カフェ(「シネマテークたかさき」の近所)。インド料理屋(同)。いかにも商業都市高崎らしいが、建物のオーナーか店子の意志かは不明だが、不特定多数を相手にする商人としては、ある種の決断力(勇気)が要るだろう。隣の前橋市長選挙は乱立気味だが、共産党系候補も出ている。なのに群馬の立憲民主党は自主投票と(売国アベの添え木、公明党と同じ)。国政選挙でさんざっぱら共産党に世話になりながら、この厚顔な薄情ぶり(かつての横浜や今の京都も)。確かに公金泥棒アベよりはマシだろうが、下々の者は道理より御用組合の本山連合や、嫉妬深い枝野にのみ忖度する、同党の挙動を冷静に見守っている。精神的めくらでない限り、今度裏切られるのは俺たちだと素直に思う。枝野の役目はもう終わっている。当人と周囲だけが気付いていない。民家の壁や窓にれいわのポスターが張り出される頃には、れいわや共産党が候補を立てない選挙区でしか、立憲の候補は当選出来なくなる可能性が(東大出の元『朝日新聞』記者の類いの、特権的リベラル階級候補は、落ちても何ら生活に痛痒はないだろうが)。腐敗警察官僚の象徴、中村格を批判しようとしない枝野に、今の中世並みの司法制度や、記者クラブ、原発村解体を期待するのは、池玲子に肉体的純潔性を期待するより空しいだろう。

1月10日…10時に事務所を出て、「古書会館」、コミガレ、「田村書店」「書泉グランデ」「東京堂書店」を巡回後、「神保町シアター」で『八州遊狭伝 男の盃』(監督・マキノ雅弘・’63東映)。阿部真之助の恐妻碑や大手拓次の生家の旅館、「鳳来館」で知られる磯部温泉が舞台(ロケなど全然してないと思う。富岡とは山一つ越えたお隣)。2度目だが楽しめた。1時30分過ぎ「伊狭」でラーメン。「廣文館」で『日刊ゲンダイ』購入後、半蔵門線で押上へ。案内では徒歩12分とあったが分かりずらく、20分以上かけて「たばこと塩の博物館」へ。”ポスター黄金時代”。無論タバコ宣伝ポスターがメイン。展示量はそう多くは無かったが、老いぼれには丁度いい。水野”マタンゴ”久美&香川京子の”たばこは動くアクセサリー”のコピーが添えられた分は、特にカッコ良かった(撮影は前者、秋山庄太郎。後者は樋口忠男)。尚、入場料は老人50円、一般100円。しかも16Pもある、図録と言っていい豪華カラー冊子がいただけます(近所なら日参)。参考に喫煙室も見物。行った経験ないが、銀座の高級バーのカウンターのようでした。帰りは『傀儡政権 日中戦争、対日協力政権史』(広中一成・角川新書)をずっと。まあ面白いが、南京大虐殺への屁っ放り腰な描写が情けない(嫌々触れてる感120%)。

1月8日…高崎線で『ゲバゲバ人生』(大橋巨泉・講談社α文庫)を。自信家の自伝は退屈なはずと今まで敬遠を。確かに俺様自慢はかなりのもんだが、思ってた程ではなくまあ読ませる。意外にも同業他者への悪口はほとんど無し。そこが物足りない気も。残り3分の2は? 小林信彦もこの人には余り言及してないような。育った環境は似てるのに。死んじゃったんだし、『週刊文春』でビシビシ書いて欲しい。『小林信彦日記』の刊行はしばらく無理そうだが、『大橋巨泉日記』はもう出てもいいのでは(読了後の感想。後半の3分の2は不要。食べ物だけでなく、”今でもあの味が忘れられない”的文章を何度も繰り返されても、読む方は困っちゃう)。大橋巨泉事務所は、閉店した「小諸そば」九段下店の近所に一時あった。「まさみ」近所の三信ビル時代だな。やくる~と君がここで良く昼飯を。つまり俺も頻繁に通ってた。退屈男推薦の「嵯峨谷」に行くようになったら、「小諸そば」じゃ飯類しか喰わなくなった。

1月7日…怖いもの見たさで「109シネマズ高崎」の『男はつらいよ お帰り寅さん』へ。定員200人以上は楽に入りそうなシアター4。俺を含めて観客3人(18時10分からの回)。正月の松竹の広告には大ヒットとあったから、休日や週末はさぞかし混雑してるのだろう。何しろ日本が世界に誇る大根俳優、吉岡秀隆が出ずっぱりと。並の根性では向き合えない(昨夜は熟睡、体調も整えた)。彼も山田洋次作品では比較的自制してるとの声も。しかし冒頭の砂丘での後藤久美子とのラブシーンで、それが幻想に過ぎない事が明確に。何せ走り方が異常。肩をわざとらしく(全行動画なのだが)波打たせて、まるでターザ映画のチータ(ボーイもジェーンもビックリ!)。さて現在はと恐々覗けば、両眼をギョロつかせる眼技がスパークしまくり。汐路章や茶川一郎を思い出せたのは懐かしかったが、歯が隠れがちな老いた満男の眼光が画面を占拠すると、まるでホラー(確かに清水崇は隣の前橋出身ですが。今月18日から「前橋文学館」で”清水崇の世界展”開催)。これに比べれば熟女ゴクミの台詞の棒読みも、年を追うごとに劣化する笹野高史の勘違い三文芝居も、実に可愛いもの。ギャグホラーの秀作誕生かもしれない(寅はいい面の皮)。

 帰りの上信線で『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)ほぼ読了。ロマン・ポルノより、バブル期前後に制作された無数の忘れられた映画群(全て邦画)への、容赦のない言及が楽しかった。初めて知る映画や監督、役者の多さに、俺もエロ漫画家の大半は思い出せないし、どの世界も厳しいとため息。担当編集者の田中ひろこは偉いが、索引を省いた点は編集者としての黒歴史に(本書が1冊でも残ってる限り)。松田政男は北川の師匠的存在のようだが、まだ御存命? 『映画芸術』の連載もいつの間にか消えた。昔から評判の悪い男だが(才谷遼並に金と女で)、さぞや『映画芸術』の追悼特集は盛り上がる事だろう。不謹慎ながら今から訃報が大いに楽しみ。高崎俊夫などその点では実に退屈そうだ。

1月5日…『東京新聞』政治部長の高山晶一が、ゲス面顔写真入りでアベ総理は未来より過去にこだわれと一丁前の口を。それは元々ありもしない、”小沢一郎の政治と金”とやらの捏造プロパガンダ記事を書きまくり(お陰で大出世?)、民主党政権を崩壊に追い込んだお前ら自身の問題だ。武田砂鉄ではないが、記者クラブ養殖記者ほど、”長期政権のおごり”等の糞生ぬる~い表現を頻繁に。アベ一派の公然たる公金泥棒振りは、もはや道徳的次元の問題ではない。完全な犯罪。高山や岩田明子他が矮小化し続ける、我が身可愛さの痴態には改めてドゲロシャワー。

 『週刊金曜日』のれいわ新選組の増刊号、立ち読みしたが買う気になれず。同誌が手掛けると、社会現象も人物もなぜか古色蒼然たるイメージに。街頭演説ではあれほど輝く太郎にしてこれ。創刊以来払拭できない、同誌の指導者意識のなせる業(教壇上の左翼)。編集部員が全てそうではないだろうが、幹部が記者クラブ上がりだと自然にそうなるのだろう。一昔前の共産党や、今の立憲民主党に近い体臭。『噂の真相』や『日刊ゲンダイ』を内心凄く蔑んでる人々しか買わない、”内心左翼エリート雑誌”。アベにも近い裸の王様根性かも。

 久々に上京。事務所で立ちション仕事後、「シネマヴェーラ渋谷」で『静かについて来い』『ショックグループ』『眠りの館』を続けて。各々カッコいい題名ほどは、正直傑出した出来では無かった。しかし退屈もせず。全回大入り。30分前に行ったが、既に87番、33番、23番。「新文芸”ガラガラ”坐」が気の毒に(大きなお世話)。懐かしい顔も。しばらく前、休憩時間にパック入り寿司を食べてると、人の顔をジロジロ見る気色悪い野郎が。卑猥な豚唇で頭部中心ドハゲありの小太り青年。「何か用?」「パックの騒音を上映中にたてられと困るなあと…」「ならその時に文句言えよ」「……」相変わらず滑稽でグロな外見だったが、さして親しい中でもないので挨拶は控える。

1月3日…来週の健康診断用に検便を。便器内端に脱糞しようとして、うっかり床マットにボッタリ。それに気づかずに素足でグッシャリ。その瞬間、自らの感覚の老化も棚に上げ、帰郷中の子供がしたなと一瞬激怒。直後にトイレを汚しがちなボケ母ちゃんに注意すると、「母ちゃんはそんなこたあしねえで。誰かが来ちゃあ使ったんだんべや」と、マジで言い逃れしてたのを思い出して猛省&苦笑。

 今年の1本目は、昨日の「シネマテークたかさき」での『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』。無論映画としては退屈したが(165分!)、『象は静かに~』のように腹立たしくはなかった。失敗作でもプロの仕事。バラバラだが画面場面は生きていた。観客は中高年や若い映画マニアらしき人々で20人強。中に辺野古基地強行は許さないという意味の、布製ゼッケンを背に付けた中年女性が。後方席から心中のみで激励を(山崎邦紀ほどは金も度胸も時間も無い)。参議院選挙の際にれいわ新選組のピンクのポスターを張り出していた、映画館と道を隔てたカフェ。もう1軒、「高島屋」裏手のブランド品中古屋さんのポスターが、新しく張り替えられていた。年末の山本太郎の駅前演説会でカンパして購入したのだろう。拙宅横はまだ昔のポスターのまま。早く何とかしなきゃね(こういう図画工作仕事は器用な女房担当)。

1月1日…高崎や前橋のシネコン以外の映画館が休み。自室でコスミックの10枚組DVD、”ジョニー・ワイズミュラー 密林の王者ターザン”を久々に引っ張り出し流し見物。30年代前半は凹凸はあれど基本的に素晴らしいが、40年代になると劣化が激しいのは知っての通り。駄目になるに連れてジェーンの露出度が減り、ターザンが逆に肌を惜しげもなく披露(ボーイまでも)。ワイズミュラーの男としては巨乳とも言える胸の隆起、当時の女性に受けたのか?(あるいは男性にも)今で言うと日本会議みたいなドアホ連中が、ジェーンの衣装をワイセツと攻撃しまくったと。結果として同性愛者や幼児少年趣味の男性人口を増やしたと俺は確信。チータのこざかしい猿芝居も低レベル化の主要因。エロにならともかく、動物やガキに頼より過ぎちゃいけません。

12月31日…「盛林堂書房」の”嫌記棚”向け本の整理。ここ2~3カ月売り上げが1万円台割れ続き。芦川いづみの写真集や、山田宏一の新刊が売れて(いずれも割と高額)、大台に復帰してくれ。尚みちくさ市は、高血圧を警戒して1月と3月は休み。あ~るあいんさんとお会いできないのは寂しいが。

12月30日…自宅裏の栗の木の枯葉を焚火で片づける。1時間半以上かかった。出掛ける意欲も無く、コスミックのDVD10枚組シリーズの、”地獄の戦場”収録の『火の翼』を。ビックリ。ハリウッドの曲芸飛行家トリオの話なのだが、エリッヒ・フォン・シュトロハイムが、何と監督役で後半出ずっぱり。映画としてはパッとしないが、彼の横暴極まる非人間的監督振りは最高!(自作自演?)こんな映画もあったんですね。『ぼくの採点表』(双葉十三郎・トパーズプレス)にも立項されてない。未公開なんだろう。昔から悪評高いコスミックさん、いつもありがとう。

  出し遅れの証文とでも言うか、津田大介が今頃になって愛知県警の意図的捜査サボりを非難し始めた。事が済んだ後で避妊器具を装填するようなマヌケさ。ライブでそれをなす義務がある立場に居たんだろうが。今後も長期渡って弁明(泣き言)作業を続け、せこいギャラを稼ぐのだろう。極右の攻撃、それを陰で煽る警察、知らぬ振りの記者クラブマスコミ…。三者の行動同様、津田のしのぎ方も予想の範囲内だが。保守反動の知事ながら、一応は建前を貫いた愛知県知事もいい面の皮(馬鹿すぎる名古屋市長のお陰でもあるが)。

 休刊という名の廃刊の『映画秘宝』。ここ数年は買ってないしどうでもいいが、編集部の一番売れてる映画雑誌なのに休刊との弁は、気持ちは分かるが女々しい。売れてても黒字が微々たる額や赤字という雑誌は珍しくない。儲かりさえすれば小学館顔負けの人種差別本も平気で出す宝島社が、そんな雑誌に感傷的対応を取るはずがない。編集部主要メンバーが新たな資本家を見つけて逃散、新雑誌を創刊する等、過去の例から言うともう一幕ありそう。その場合は改題だろうから、本当に廃刊になる訳だ(体質的に宝島社は誌名を譲渡するとは思えない)。何でもいいが、復刊になる場合は本文の文字を『週刊新潮』並にでかくしてくれ。そうすりゃまた買う。

12月29日…「前橋シネマハウス」で『ホテル・ムンバイ』。良く出来た脚本で、あんだけ登場人物が多いのに、ボケ老人にも筋がしっかり飲み込めた。ホテル版『ダイ・ハード』。米国人建築家夫婦を白痴扱いしてる点に大いに好感を(ロシアのエロ元秘密情報部員にさえあった見せ場もゼロ)。インドじゃ当たったろう。観客20人弱。11月に『主戦場』を半月上映して気を吐いたココ、12月、1月は「シネマテークたかさき」並に安全運転番組ばかり。『i新聞記者』早く上映してよ。『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)、一般映画編に入ったらまた楽しくなる。

12月28日…ディレクターズカット版映画とは、基本的に歴史修正主義+金権主義の産物。功成り遂げた老詩人が名誉欲に駆られて、青年時代の自作を書き改めるのと同様に、100%が作品を損傷。世間の評価がほぼ定着した後、それへの迎合や反発をミックスした邪念まみれの代物が、人の心に響くはずはない(しかも新たな挑戦を回避しつつ、儲けようとのスケベ根性はギラギラ)。まともな映画監督(創造者)は昔からそんな物は絶対作らない(著作権を入手した別人や糞馬鹿遺族は別)。だから左右に右顧左眄した屁っ放り腰自称反戦映画、『この世界の片隅に』の製作陣が、水増し映画で一儲けを企んでも少しも驚かない。更には明治以降の日本の各種戦争の歴史において、常に被弾の危険のない場所で指揮を取って来た、天皇一族に平気で膝まづく姿にもだ。最初からそういう商人の手になるインチキ映画(本欄でも何度も触れた)。こういう連中は、アベ政権が5期目を迎えた際には、『この世界の片隅に~八紘一宇版~』を必ずや世に放つだろう。無論、天皇夫婦はまたもや激励に訪れる。何事も無かったような笑顔を浮かべて。スタッフは「天皇陛下万歳!」と絶叫しながら見送るのだろう。

 一昨日は「古書往来座」のレジ脇で、のむみち、朝倉史明他とで臨時の立ち飲み忘年会を。「新文芸坐」帰りにチョロリ寄ったら、次々と知人が現れたので、もう1本観る予定は即中止に。あんな場所で2時間もおだを上げてたのだから、お客さんには大迷惑だったろう(アベ同様口先だけの反省)。「高崎電気館」、『名画座手帳』が6冊完売と。俺が京マチ子特集の際に尋ねた時は、1冊だけとお姉さんが。一生懸命営業してくれたのだな。「追加注文が来たら俺が運んでやるよ。運送料も馬鹿にならんだろうし」「助かるぅ! でもさすがにそれは無いから、来年こそはお願いします。高崎電気館、私も1度行きたい!」同館、4日から恒例の寅さん大会を。今年のチラシは写真選択が悪くなかった。

12月27日…「東京堂書店」で『ジャズ批評』を立ち読み。高崎俊夫の和田誠追悼文が面白いとの噂を聞いたので。なるほど。『キネマ旬報』の量だけは立派な追悼特集よりは余程興味深い。ビックリするエピソードも。映画批評家では花田清輝を一番尊敬していたと。叙勲拒否に匹敵する意外な事実。思想も健全だし具眼の士である事は充分に納得した。が、『怪盗ルビイ』は地獄のように退屈だったし、イラストにもアニメにも改めて興味は湧かない。女を見る目もあったのだな。”男が~出るか~女が出るか~♪”の奥さん、実は昔からの隠れファンで。ニンニク料理は嫌いだが。中村哲より遙かに鮮やかな死の前後だったと言えよう(勲章をもらう未亡人と娘が北朝鮮拉致被害者のように映った。悪趣味で有名な雑司ヶ谷霊園の夏目漱石の墓もふと)。

 「シネマヴェーラ渋谷」で『私の名前はジュリア・ロス』『幻の女』を続けて(いずれも50人強の大入り)。退屈ではないが、悪女が出ないと本畑は満腹感には程遠い。『夜までドライブ』が入ってるコスミックの10枚組DVD、「盛林堂書房」の”嫌気棚”で売る予定だった。こういう夜の飢餓感解消のために出品は先送りに。高崎線ではずっと『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)。粗筋説明のくどさと映画以外の素養の無さ、職人派監督への理解不足他が鼻について来た(只今200ページ過ぎ)。結構”女・松田政男”っぽい党派的つるみ傾向や、重複ネタ原稿も目立つし(こりゃ編集の責任)。残る400Pどうするかな…。もう100Pは一応読んでから判断するか。上信線では『五匹の子豚』(アガサ・クリスティー・ハヤカワ文庫)と『北方ジャーナル』1月号を交互に。
 

どうも

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2019年12月23日(月)14時59分44秒
  塩山さん、「こうずんさん」ご高覧ありがとうございます。実はもうひとつ「漫画家40周年記念」があります。太田出版から21日に発売になった「あなたのアソコを見せてください」という描き下ろし作品です。4年かかってなんとか出版にこぎつけました。エロ漫画ではなくて、エロをテーマにした漫画です。コメディです。私にエロをシリアスに描ける度量はありませんので。無修正で発売する予定が結局弁護士のアドバイスでモザイク入りになりました。それでかどうか、今年は負け犬気分で釈然としないまま暮れてしまいそうです。来年は古本市に顔を出したいと思います。ひとまずよいお年を。  

村岡栄一センセ

 投稿者:吉岡(勤続20年)  投稿日:2019年12月12日(木)19時12分21秒
  https://twitter.com/muraokaeiichi
村岡センセも呟いておられます。娘さんがヤングキングの編集長になったそうです。
すげえ!元アシのぺがさすセンセはどう思ってるかな?と。
 

(無題)

 投稿者:zzz  投稿日:2019年12月11日(水)13時26分54秒
編集済
  「りぶる・りべろ」がひっそりと閉店。場所が悪かったというより、本を買う人がいなくなったということでしょうか。一か月前に、「話の特集」が唯一の買い物でした。最近はめっきり買うことがなくなったコミガレで大リーグの首振り人形等。3体で500円。
・・・
全く期待していなかったコミガレにてペソアを発見。この方の歩く姿を見ると永井荷風を連想します。
・・・
白山通りにある「キッチングラン」に最初に入ったのは40年ほど前。その後店主は代替わりして店も改装されメニューの品数も減ったが配膳担当の女性(おばあさん)は変わっていなかった。
 

疑問

 投稿者:寒い  投稿日:2019年12月10日(火)18時31分59秒
  笑福亭鶴瓶ってここ数年映画に出まくってるけど
そんなに役者としていいんですか?

タレントだけどこの人で私、笑ったことないです。
 

下々の者へ(その1486)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2019年12月 9日(月)07時22分18秒
編集済
  12月26日…中国から金を引っ張って来た秋元君が逮捕され(立派な外貨獲得だろ?)、私益のために自国の公金を使いまくってる、アベ売国首相夫婦が野放し。全然分からない。名古屋国税局が『東京新聞』いじめ。第2の嘘つき”大出世”佐川君になりたい人がズラリ。今でも風評被害だ、ボランティア不足だなどの恥語を乱用してる新聞なんて、全然怖くないのに。『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)を読み始める。重いが面白い。監督や女優と癒着し過ぎな面はあるが。

12月24日…中村哲。過去に叙勲歴が。当然本人の意思だろう。そこを大嫌いなアベネオナチ政権に付け込まれた。隙があった訳だ(昨日の『日刊ゲンダイ』はこの肝心な点に一切触れず)。下々の者には無縁だが、人の上に人を作る叙勲制度や、王様制度(天皇制)に対する知識人の曖昧な姿勢の成れの果てが、クッキリ示された景色だ(高橋源一郎や北原みのりの今後が楽しみ!園遊会リストには登録済みかも)。ああしがないエロ本屋で良かった(でもお金はもっと欲しかった)。「国立”アベトモ”映画アーカイブ」、明治維新150年、オリンピックに次いで河瀨直美監督特集と。文化庁より内閣府の管轄みたいだ。ロクなもん上映しないのでしばらく行ってないが。

12月23日…「シネマテークたかさき」で『象は静かに座っている』。試写会無料映画や長尺が売りの作品の9割は駄作と経験的に。当然、簡単に90分に出来る本作の”ガキのハッタリ”振りにも特に驚かず。が、脚本・監督・編集を1人で担当してるあたり、能無し監督に国境は無いと(中でも編集の下手糞さは傑出)。チラシの”魂の234分”とのキャッチに失笑(未熟さを商売にしてやがる)。監督は若死にしたと。長生きしても大成は出来なかったろう。ただ『ヘヴンズストーリー』や『バンコクナイツ』ほどあくびに悩まされなかったのは、役者のレベルが高かったから。客は最初2人だけ。開始後にもう2人パラパラ。通常1000円の会員入場料が1800円。昔から言ってるように、頼みもしねえのに切れずに長尺にしたんだから、勝手に客から馬鹿高い料金取るな。上信線で『水の炎』(松本清張・角川文庫)。250Pで済む素材を倍に膨らませた手抜き作品。『女性自身』連載。担当と馬が合わなかったか。

 竹書房、飯田橋から撤収との噂。いがらし御大の豪華ポップ類は? ぼのぼの自販機共々、新事務所にも飾り付けて欲しいが。先週神保町で見掛けた古本馬鹿爺さん。妙なズボンを。良く見たら両膝に開いた穴を、ガムテープで塞いでる。一人暮らしなんだろう。ただ寝た切りにになった際は、垂れ流し肛門の補修はガムテープじゃ無理。

12月21日…朝7時30分から、母ちゃん宅の便所掃除(便器周辺にうんこが点々)や床の雑巾がけ、ゴミ処理を約40分。その後、副業出品作業に集中。母ちゃん、電気釜のご飯の上に餅を数枚乗せてた。あれで柔らかくなると?(危ないのでここ数年火は使わせてない)餅は90歳近い老人には危険な気もするが、その歳だからこそ好きな物を喰わせるべきだとも。そう思い自宅のレンジで餅を焼いて運ぶ。『反響を呼ぶ社交新聞』(ヘンリー・ジェイムズ・英潮社)読了。フランシー、結局聡明って事らしい。純文学が中間小説で終了してる。この人の小説は呼んでる間は夢中にさせるものがあるが、読了後は常に肩透かし感が拭えず。

12月20日…事務所で『ゴダール マネ フーコー 思考と感性とをめぐる断片的な考察』(蓮實重彦・青土社)読了。読み始めてすぐに記憶が甦ったので表紙を。保険の契約条項並に小さく増補版と(さすが青土社!)。いい歳して騙される方がマヌケ。でもグル・ゴダールの晩年糞退屈諸作品自体より、本書の解説の方が面白いので最後まで。増補分講演で、自分がいかに”世界的人物”かをマジで主張してて笑える(冗談を装いつつ)。既に下仁田ネギ作りも出来ない、ウチの母ちゃんより若いがボケたんだな。アウシュビッツ、ヒロシマ、ナガサキ、9・11他を後半で論じてるが、南京や重慶は出て来ない。そういう人物だから東大総長になれたのだ。ただ奥付の馬鹿長い略歴に、フランス政府からの勲章以外の叙勲歴が無い。自国分は省いただけか? 本当にもらってないとすると(そうらしい)、巧みな三文インテリ向け営業政策かな。富岡多恵子や荒川洋治よりは少し聡明。

 少し前に柳下毅一郎が、”世界のクロサワ”は今は黒沢清の事だと、まるで身内自慢めいた妄言を吐いてガックリさせたが(たかが秀才官僚監督。官舎住まい思考の臆病な優等生)、島国酋長土人国家日本において、”世界的”なる恥語は”天皇陛下万歳!!”とほぼ同義語。羞恥心をわきまえた日本人は自ら吐かず、土人国家住民以外の人々の発言を待つのが礼儀(日本精神?)。ただ東大卒インテリには勘違いパラノイアが多い。日本で1番の大学に入ると、もう残るは世界だけとの妄執に陥るらしい。知ってる範囲の唯一のネトウヨ、つん堂君(3代目社長)も、口にこそしないがそういうムードが。”人生のキーワード”を若くして取得したらしい彼らを、幸せと思うか不幸と思うかは人それぞれ。無論俺は単なる馬鹿だと。担当者が東大卒かどうかは不明だが、国書刊行会の熊代辰巳本の厚顔な帯のコピーは、モロその延長上の発想。最も神代の諸作品世界と乖離した俗物根性が露わ。

12月19日…東池袋の「サン浜名」でわめぞの忘年会。向井透史が両脇に美女をはべらせニヤついてる。元地下アイドルの姫乃たま嬢他と(他とは失礼だが、名刺もらわなかったので名前失念)。今や四国のトップタレント杉作J太郎の話題に。つい爺さん得意の手あかのついた昔話を。今思うとあんな汗臭い野郎ではなく、菜摘ひかるがセーラー服姿で編集部を訪れ(遠山企画末期に事務所があった、総武線沿いの7セントラルビル、いつの間にか取り壊されている)、エロ漫画原稿の仕上げ作業をしてた頃の話題の方が受けたか(女子高生時代の彼女は、『レモンクラブ』や『Mate』投稿職人兼エロ漫画家だった)。直後から超盛り上がった、石丸元章の実感的シャブSEX奇譚に比べれば、所詮は鼻糞レベルだったろうが。有楽町線で『反響を呼ぶ社交新聞』(ヘンリー・ジェイムズ・英潮社)。馬鹿なのか聡明なのか謎なフランシーのキャラが独創的。飯田橋駅構内で、良くみちくさ市の参加者受付をしてる、年齢不詳の美女に挨拶される。忘年会にも参加して欲しかったな。そういや武藤良子の面が見えなかったが、婆さんは来年もゆっくり休んで養生を。11時になっても腰を上げなかった遠藤哲夫、無事に埼玉の自宅に帰れた? 76歳にもなって懲りねえ爺様だ。

12月18日…”天皇制を問い直す”との大見出しで、写真3枚入り3段の今朝の『東京新聞』、ドキュメンタリー映画『秋の嵐』を紹介する記事は凄く良かった。平岩勇司との署名入り。同紙の男性記者も、高山晶一みたいなドクズ野郎ばかりではないらしい。「こちら特報部」に機動隊が意図的に右翼におわてんねっとデモを襲撃させた件や、関西生コン弾圧記事を書いたのもこの人か。警官犯罪を特別扱いし匿名報道する傍ら、恥ずかしげもなく署名原稿にしてる前橋支局のアホンダラと違い、苦労が絶えないだろうが頑張って欲しい。同ドキュメント、一般映画館でも是非上映を。「ケーズシネマ」や「ユーロスペース」なら出来るだろう。21日の西早稲田の「日本キリスト教会館」なんて、老いぼれは絶対に行けないし。

 「シネマテークたかさき」で午後2時50分からの『毒戦』。中高年を中心に観客12人。面白い。ここ高崎では韓国製アクション映画は、どんな時間帯でも2ケタ以上は入る。韓(感)国映画総力上映チームによるミニコミも、相変わらず面白い(高崎の「かんぺ」?)。主役がちゃんと口を閉じてて、女優も巨乳美人を揃え、中国の麻薬王を倒した際に流れる音楽に歌詞があったなら、多分傑作の域に。

12月17日…昔、飛鳥新社があったビル1階にある「キンコーズ」で、5~6年振りくらいに作った名刺を受け取る(100枚税込み2200円)。数日前、全盛期の漫画屋の事務所があった、旧栄昇ビル裏手の「サンワ」と言う印刷所で作ろうとした(昔からあった)。フラダンスを踊るかのようにクネクネと対応した鈍そうなあんちゃん、「版下を作らなければならないので…」電卓を叩き、4500円はかかるとほざく。即断ってこちらに回った。「コピー式にすれば2000円で済みます。確かに版下を作るとそいう値段になる場合も…」対応した姉ちゃん、悪辣同業者をかばうのも偉いな。1枚45円もする名刺を配ってては、タクシーに乗ってるようで落ち着かない。この名刺、多分体が動かなくなるまで持つんじゃと予測。顔見知りの印刷屋さんも多いが、口はともかく安く作ってくれと顔が言いそうなので、業界入り数年で絶対に頼まないようにしている。

 アイダ・ルピノ監督の2作品を「シネマヴェーラ渋谷」で続けて。退屈じゃないが、やっぱり女優の方が遥かに向いてる。悪女に飽きた? 特に『二重結婚者』の一途な女役なんて、『歩道の三人女』のべティ・デイヴィス(確か忠実な家庭教師)以上に似合わないカマトト振りでガックリ。ハンカチを落とした気もするし(拾得届けは出てないと。他でか?)、イマイチ冴えない気分で半蔵門線券売機前に。おや? 800円分のお釣りの取り忘れだ。素早くポケットにしまって改札に向かう。

12月16日…「シネマテークたかさき」で『ボーダー』。夜7時40分からの回だがお客さん10人。いいチラシだったしな(その点、『さらば青春の光』リバイバル版のポスターやチラシはひどい。初公開時分の背景を飛ばしたのみ。超手抜き会社コピアポア・フィルムに配給資格なし)。『ボーダー』、個性的でいつつ商業性も兼ね備えているが、最後は甘すぎる。ナチス、インディアン、ソ連、カダフィ(リビア)…。今は児童ポルノ関係者が、”一番安全な悪役”の模様。本来は共産帝国主義国家中国が座る位置だが、金で黙らせている。いつまで続くこのペテン的均衡。

12月15日…『東京新聞』出稿の文藝春秋社の出版広告。芦川いづみ写真集部分で使用した写真がメチャひどい。売国総理、アベの低能ハレンチ不細工女房並の醜悪さ。広告で売れないように努力してちゃ仕方ない。上信線で『こうずんさん』(いがらしみお・あきは詩書工房)読了。奴も漫画家としては理想的老い方を。内心嫉妬で悶えるが、表面に出しては見苦しい。何せ66歳。再び『伊藤野枝集』(岩波文庫)の続き。下世話でユーモラスな面も多く楽しい。小林多喜二のエッセイがこんな感じ。品性無視の笑いで権力に楯突く人々は、より以上にに連中に憎悪される(深沢七郎や岡留安則もスレスレだった)。中野重治や谷川雁、吉本隆明他の文章は美的詠嘆調ゆえに体制側の覚えもめでたく(中身とは無関係に)、まず殺されるような事は神国日本じゃない。文化勲章さえもらえる場合も。

12月14日…『伊藤野枝集』(岩波文庫)がかなり面白い。一部は半世紀前に読んだはずだが、全然記憶なし。「新文芸坐」で見物してた『怪盗ルビイ』に死ぬほど退屈(小泉今日子に脱ぎなど期待しないが、せめて肌にフィットした服を着せろ)。途中退場しロビーで読み続けたかったほど(同列客に傍迷惑なので止めた)。絵も文章も特にファンでは無かったが、叙勲拒否の硬骨漢振りを評価して朝一番に出かけた、「新文芸坐」の和田誠監督特集。分かったのは映画に関しては彼は、一発屋だったという事実。澤井信一郎が脚本に加わった傑作『麻雀放浪記』と異なり(封切り後に旧「文芸座」で観た)、編集・監督を兼ねた『怪盗~』は字幕を見た瞬間にレベルを把握出来た(役者、スタッフの質もガタ落ち)。一作目が好評な素人監督の墓場への通俗な道。併映の寺山修司脚本のアニメもひどかった(この人のキャラには、辰巳ヨシヒロ漫画同様に昔から魅力を感じない)。『怪盗~』を先に観た映画ファンは不幸。99%再び和田誠監督の映画なんか観ず、『麻雀放浪記』とも無縁だろうから。

 館前の四つ角を、渡って右手の店名失念の回転寿司で5皿。ココのご主人らしい老人の采配はいつ見ても気持ちいい。店中を視野に入れてて、遠くからの注文も絶対に見逃さないし、どのお客さんに対しても平等(常連もチヤホヤしない)。歳に似合わぬ加藤健一のような張りのある声が隅々まで通る。再見した『麻雀~』には一つだけ不満が。なぜ死んだ高品格は、無慈悲に蹴落とされるのか? 原作通りなのかもしれないが、この脚本で彼があんな扱いを受けるのには無理が(奥さんも親切だったじゃん)。俺の捏造された記憶では、彼はドスでで刺殺される。坂を転がし落とされる場面は一切消滅。こういう歴史修正主義は許されるはず…なのかな。

12月12日…神保町は「田村書店」並びの小さな新刊書店、「十字屋」で『冤罪File』最新号を。”十字屋ポイントカード”を戴く。スタンプ10個で50円、20個で100円割り引くと。いつも店頭を覗くだけで、買うのは初めてか2度目くらい。大切に保存せねば。「@ワンダー」2階の何とかいうブックカフェで(レシートに店名が無い。「二十世紀」だった)、入谷コピー文庫の堀内恭編集長ご夫婦に遭遇。またもや編集長から自己紹介される始末。見覚えのある人が居ると思いつつも、とっさに名前が思い出せなかった。無論ボケの一種だが、編集長の場合はこのパターンが3度目くらい。実に失礼しちゃうフーテン老人だ。

 悪女役のアイダ・ルピノがジョージ・ラフトやハンフリー・ボガードを喰いまくる、『夜までドライブ』をコスミックのDVDで再見。彼女監督の2作品が、週末からの「シネマヴェーラ渋谷」でのフィルムノワール特集で上映。『二重結婚者』は未見なので楽しみ。『夜までドライブ』、双葉十三郎の『ぼくの採点表』には項目が無い。日本未公開だったとも思えない。観てないとは更に考えられない。編集漏れ?

12月10日…参議院選挙前後の品川や新橋の駅頭とは比べようもないが、それでも300~400人、一番膨れ上がった時間帯で500人前後は聴衆が集まったと見られる、午後6時からの高崎駅西口での山本太郎とれいわ新選組の演説会。当然最初は前座だろうと6時30分頃に着くと、既に当人がガンガン。30~40分で済まそうとの予定だったが、経済面での具体的主張の面白さについ8時直前まで。80歳近いだろう老夫婦が、陸橋の端で小椅子に腰かけじっと耳を(無論若い人が多かった)。小渕”ドリル”優子、尾身”大魔神風不気味顔”朝子、山本”公金どぶ捨て趣味”一太知事と、ロクでもない低能世襲政治屋の特産地群馬にも、まともな人々も居るんだね。カンパして、自宅の道路から見える場所に掲示してるポスターの交換用をもらい(今のは色あせた)、「シネマテークたかさき」の『国家が破産する日』へ。

 鶴瓶はあの眼つきの悪さが過大評価されて、能無し監督らに重用されてるだけ。すぐデブの竹中直人に。去年か。「日刊漫画屋無駄話」を止めた頃らドンドンアクセス数が減り、最近は100を割る日も多い。数が多けりゃいいとは思わないが、二けただと編集してるエロ本が千部台になったような気が。消えゆく老人は喰えてるだけでぜいたくなんだろうが。中身を面白くする以外にいい方法は?

12月8日…前橋駅北口から関越交通バスに揺られて約30分。土屋文明記念文学館着。”萩原恭次郎生誕120年記念展 詩とは?詩人とは?”だ。高崎駅経由のバスで降りて、畑の中を同時間歩かされた前回は往生したが(大手拓次展)、2度目はさすがに学習。驚いたのはチラシ。高崎駅等の西毛地区には、青を基調として顔の左半分の分しか出回ってないが(本欄次号ページの写真参照)、真っ赤な右顔部分の物もあり、それでワンセットになってるのだ。わざわざ来なければ知らなかった(チラシ流通に根本的欠陥)。で思った。萩原朔太郎、大手拓次、萩原恭次郎は詩壇の3大美男だと。いずれも上州出身者でお国自慢めいて嫌だが、美少年系の立原道造と中原中也を加えて、5大美形詩人とすればやや客観性も。帰りのバスまでの時間調整に、山村暮鳥の伝記ビデオを親切な学芸員に観せてもらう(暮鳥も群馬)。岡崎武志ソックリでビックリ。群馬大橋そばの詩碑を訪れたり、『富高新聞』に恭次郎論めいた拙文を書いたのが既に50年前。ビックリ+シャックリだ。
 

意外!

 投稿者:吉岡(勤続20年)  投稿日:2019年12月 5日(木)21時43分46秒
  「バーストマシンガール」って!新鋭小林勇貴監督のですよね!まだ29歳、なのに現在日本映画のトップ。発言も中々イカしてます。出す映画出す映画すべて傑作。もうとっくに、まあ60超えてるから仕方ないけど、石井總互監督の最盛期を彷彿させてくれます。
変な芸術志向も全くなく、ただ観客が求める暴力のみを追い詰めた作品ばかりで、俺のようなスゲーバカからするとうれしい作品ばかり。

などとコミックメイトの「シネマメイト」でハガキを何枚も送った俺がw

「フィルマーク」でもあほみたいに感想文描いてるなあ…
 

どもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2019年12月 4日(水)11時13分58秒
  塩山さん、日刊スポーツの大岡玲さん情報ありがとうございます。大岡さん、なぜか私をひいきにしてくれています。
私は漫画家生活40周年を迎えて、身障者漫画家として活動することにしまし(笑)。ひとまず12月7日(土)に新国立美術館の障害者アートの「ここから展4」というものに出品とトークショーを。それから障害者メディア「コトノネ」という雑誌で「身障者いがらしみきお」という連載をはじめます。それを記念して13日(金)に荻窪Titleというところで、トークショーを行う予定です。興味ある方はいらっしゃっていただければ。
もう12月ですね。今年は塩山さんと一度も会ってませんね。来年はぜひお会いしたいと思います。
 

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