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下々の者へ(その932)

 投稿者:塩の字  投稿日:2009年 6月29日(月)17時03分21秒
  通報 編集済
   27日の仙台一箱古本市での粘着派、山崎邦紀監督との店番がてらの会話。一宿一飯の義理に加え、過分な出演料までもらった俺だからこそ、あえて心を鬼にして記録。

「おかしいと思わない?」「何が?」「夕べの打ち上げだけど、何でいがらしさんや君、南陀楼さんからお金集めるの?主賓じゃないの3人は。2次回からならともかく失礼だよ。古本・漫画界まで“仙台会計”とはね」「と言うと?」「僕は浜野監督と自主上映で全国歩くじゃない。東京から呼んどいてね、いっつも割り勘にさせられるのは、日本広しと言えど、ここ仙台だけ」「なるほど。今回あんたが事前にしつこくからんだのは、そういう下地があった訳か。ここの伝統なんだな。それより俺は、あの店の態度に腹が立った。最後に店のバイトの姉チャンみてなのが、突然色紙とマジック持って来て、いがらしにサインをってんだ。ついでに壁にも何か描けって。飲みに来た有名歌手にタダで客の前で歌わせて、録音もさせろって言うに等しんだが、当然て顔してやがる。いがらしもさすがにムッて顔してたから、壁の件は俺がピシャって断わったよ」

「よくいがらしさんだってわかったね?」「参加者に余計な事言った馬鹿がいるんだよ。どうゆう営業方針取ろうが構わないが、主宰者に連れて来られた人間は、断わりずらいと承知した上での、姑息な真似。そもそもああいう場合は、最初にハゲや白髪の店主や幹部が平伏懇願、もし承知してもらえたなら、お礼に焼酎の1本くらい差し出すのが常識。書店なら作家は日頃世話になってるから、サインでも逆立ちでもするけど、あそこにゃ身銭出して飲みに来てるだけ。無礼千万百姓根性丸出し。地元スタッフもああいう店には、被害に遭いそうな内気な文化人は、絶対に連れてくべからず」「味は良かったけどね。店員さんも愛想良かったし」「同感」「要するに仙台は巨大な田舎都市なんだよ」「福島県生まれのあんたが言うと、説得力あるな」

 関係者も、30過ぎた人間に、「みそ汁は音を出してすするな」「カレーの皿をスプーンでカチャカチャさせんな」とは、言う側の方がより勇気が要るのだと考え、余り怒らないでな(怒ってもいいけど)。

〈30日付記〉大人気ないゴロを冒頭で巻いたが、言うまでもなく99%は楽しかった。特に若い姉チャンが。水戸・岡山と並ぶ、日本の3大ブスの特産地と巷間伝えられてるようだが、先の2ブス都市はともかく、仙台は個性的美人が多いよ(水戸・岡山・群馬なら即納得)。一箱出品者も美人揃い。俺の左隣の妖艶な人妻も楽しかったよ、眺めてるだけで。ありがちだが、文庫本1冊買う訳でもないのに、ベラベラベラベラベラ話し掛ける、孤独な老人登場。俺は“あっち行け光線”を四方に飛ばしてるので、寄って来ない。憂さを晴らすように隣に取り付き、20分位1人で話し掛けてる。俺なら3回はぶち殺してるが、一応相づちを丁寧に。腐れ爺さんがやっとこさ去った後で尋ねる。「良く耐えられるね?」「あたし、大丈夫なんです。口臭がよっぽどひどいとかじゃない限り。楽になるんですよあれで」テレビがないので、読書して過ごすのが趣味という、とても一見そうは見えない青年の相手も長かった。アメリカのセラピストなら、大儲け出来た午後だろう。

 市で“塩山芳明賞”なる奇怪なモノが(単に『エロ漫画の黄金時代』のサイン本がもらえるのみ)。迷う亊なく“路上の妖艶セラピスト”に進呈。そしたら彼女の友達が自転車で。これまた小股の切れ上がった美人。しかも拙著を買ってくれた!美人で面倒見ときっぷのいい女揃いのセクシー都市・仙台万歳!!!(「火星の庭」で、サイン入りの『エロ漫画の黄金時代』が5冊発売中!)
 
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