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出腹が少し引っ込むと、前向きに考えるしかない。今夜は「銀座シネパトス2」へ意外にも初めて。運動になると地下鉄を避け、有楽町から歩く。早めに着くがモギリの兄チャンが、7時前なのに夜間割り引きに(800円)。いかにもピンク系映画館らしい、甘酸っぱい香りに満ちた地下ロビーで(清潔!)、『鏑木清方随筆集』(岩波文庫)を開き、10ページ程読んだ時だ。「あ、毛布を今朝、事務所ビルの屋上に干したまま、入れるの忘れた…!」大昔に1度だけ観た、『犯された白衣』開始まであと20分。天気はまだ数日崩れないはずだが…(梅崎春生の小説に登場する、貧乏画家の心境)。
決断。若松孝二の映画なら、まだ観る機会もある。例え雨の心配はなくとも、普段世話になってる毛布様を、夜露に濡らしてお前の良心は痛まないのか?この心の声には勝てず、場内には1歩も足を踏み入れずに、踵を返す。さっきと同じコースを再び。さすがに汗。で、20分前に取り入れる。忘れちゃって御免なさいよ、我が心の毛布さん。あやまちは2度と繰り返しません。ただ、新幹線が遅れて上信線最終に間に合わずに、高崎から事務所に舞い戻った夜より、少し疲れた。無論今夜は雨も降らず、明日も文句なしの晴天だ。100%。
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