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下々の者へ(その1409)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 9月22日(金)08時33分31秒
編集済
  9月24日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 副業の間を縫って、「嫌われ者の記」の題254回アップ。夜は高崎に映画見物にも出ず、10月1日の「渋谷ロフトプラスワン」での古本市の準備。某サイトの映画関連本を一時的に引っ込めて出品しようかと。じゃないと揃わないし。

9月23日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 「シネマテークたかさき」の『ハイドリヒを撃て!』初日。夕方6時からの回、観客15名。佳作。特にSSとおぼしき連中の、弱者への拷問が凄まじい(辺野古周辺の裏金機動隊も真っ青!)。教会での銃撃戦はなかなかだが、水没した地下室での攻防はもう一工夫欲しかった。キリアン・マーフィが『ダンケルク』同様に好調。この人は脚本を見る眼があるらしく、西田敏行や大杉蓮みたいに役柄選ばずの仕事はしないので、観る前の試金石にはなる。

 上信線の往復に『エロ本水滸伝』(池田俊秀・人間社文庫)。セルフ出版にこういう人が居たとはまったく知らず。同じエロ本でもグラフと漫画は異世界だし。ただ若い世代には団塊特有の筆致はどうか?(題名が既にアレだが…) 俺は大いに勉強になったし楽しめたが(知ってる人も度々登場)、本世代特有の”世界の中心意識”や、昔は悪だったんだぜ風の口調には、さすがに時々胸焼けが。でも同じく早くに亡くなった東京三世社の、『SMセレクト』の仙田弘編集長の自伝に比べれば遥かに読ませた(本の雑誌社から出た何とかいう駄本)。仙田さんには生前大いにお世話になったが、やはりお世辞は言えないので…。

9月22日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 昨日「三省堂」で買ったミニコミ『街から』149号、またレジでPR誌と間違えて打ってくれず。「それ売り物ですヨ」と馬鹿正直に自主申告。いつになったらバーコードを付けるのか。電子ブック制作の前に自分の頭のハエを追え。

9月21日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! コゲ茶系汚れハゲ、杖持ちよだれヨイヨイ、不機嫌アバタ白髪(俺もその1人)…『いれずみ無残』『夫婦百景』上映前の「シネマヴェーラ渋谷」の館内客筋風景。50人前後の客の8割はこういう要介護爺さんで、残る1割が若い世代。と言っても肥満&若ハゲ率が異様に高い(眼付きも落ち着かず知性ゼロな感じ)。それでも身元不詳っぽい女性もポツリポツーリ。第2ののむみちを目指してるのか? ごくたまに婆さんが居る事も。そういやひっつめおばさん最近見ない。「フィルムセンター」が珍しいの上映すると見掛けるんだが。

 立ち読みじゃ悪いので、『キネマ旬報』を買って見た。「日高屋」で良~く読んだら、昔に比べりゃ確かにあれだけど、毎号買ってる『月刊シナリオ』よりはよっぽどマシとの結論に(コロコロ変わる奴)。『月刊~』は佐伯俊道とモルモット吉田しか読めないが、キネ旬にはモルモットの他、川本三郎、浦崎浩實、秋本鉄次、北川れい子、成田陽子等が。値段はほぼ同じなんだし、2本しか読めない『月刊シナリオ』は購読中止にすべきかも。どうせ2本共に単行本化されるだろうし。印刷は昔通り三晃印刷。キネマ旬報社、少年画報社、双葉社は同印刷所と付き合いが長い。三晃印刷と別れた段階で、東京三世社の廃業への道は舗装されてたのかも。大日本帝国が起こした世紀の冤罪事件、大逆事件と同じ象徴的事件だったのかも。

9月20日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 高崎俊夫や坪内祐三が面白いと盛んにほめる昨今の『キネマ旬報』。立ち読みして見たが、相変わらずの出来損ないの文字が異様に大きいアイドル雑誌。とても買う気にはなれない。白井佳男、いや黒井和夫時代の方が遥かに面白かったと。老いぼれには見えない面白さがどこかに、キラキラ輝いて潜んでいるのか? 後ろの方に仙台の旦那の描いたポスターの写真も。

 
 

どうも

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2017年 9月 9日(土)11時10分7秒
  塩山さん、Mateありがとうございます。ついでなのでまた画像アップさせてもらいます。16日から浅草でやる「したまちコメディ映画祭」のポスターというかメインビジュアルというものを担当しました。いとうせいこう実行委員長から「いがらしさんの歴代キャラで-」と言われて描いたものです。なんでもセレモニーではレッドカーペットを歩かせてもらえるそうで。
「花火の音だけ-」ご高覧ありがとうございます。私は黒澤清の映画も好きですが、一番好きなのはこの前も言ったように韓国映画です。
塩山さんには日本最古参エロ漫画編集者を名乗れるまでがんばって欲しいと思います。
 

下々の者へ(その1408)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 9月 4日(月)16時34分30秒
編集済
  9月19日…「古書かんたんむ」で補充兼集金。9月前半の純益5350円。いくら大人のままごととはいえ、最低この位はないとね。「”みちくさ市”、台風で中止だったんだって?」と、苦み走り過剰の田中社長。「最近は天気にたたられっぱなし。”古書現世”の向井透史も、見た目通りの腹黒い奴だから天罰だろうね」「フフフフ」(非常にうれしそう)最近は神保町の老セドラーとしても有名な、かつては1階下で営業してた、「スーパー源氏」の社長さんの顔もチラリ。売る側も買う側も”神保町のどん底”との形容は、決してオーバーではないな。

 夜、飯田橋角川書店村内の「神楽座」で、『性犯罪入門』(監督・帯盛迪彦・’69大映)。役者陣が豪華過ぎる感じで大いに楽しめる。ただ配布された新たな大映特集の豪華チラシ、相変わらず西暦が未記入。角川映画、本当に駄目な映画会社だ。

9月18日…「109シネマズ高崎」で『エイリアン エヴァナント』。観客約8名(定員は200~300名)。ロジャー・コーマンとこの無名の若手が、安く孫請けしたのかと思ってたら、スコット御大がメガホンを取ってたと知り驚愕。金も名誉もある巨匠が、どうしてこんなサンピン映画を?(配役の安っぽさ貧乏くささは空前絶後) ただ金が有り余った巨匠は、歳を取ると凡人には想像がつかない真似をするものらしい。ジョージ・ルーカスは『スターウォーズ』の気に入らない箇所を、しつこく撮りなおしてるってどっかで読んだし。糖尿病の類いで食欲も性欲も制御されると、残るは歴史に名を残そうとの名誉心のみ。確かに低能マザコン泥棒クズ人間安倍晋三と違い、彼等にはそうする権利はある。でもよりによってこんなのを…。全盛期を知らない若者はガッカリするよ。

 業界は違うが、芸術院会員の富岡多恵子の本で、室生犀星が昔の詩を書き直してたとのエピソードも読んだ。こういう場合、後世の人は最初の物しか取り上げないのを、犀星が知らなかったとも思えないが…。名も無く消えて行った多くの同業者に、後ろめたい感情を抱くような柔な人々も思えないし。金は有限だが名誉欲は無限て事かな。

9月17日…関係者には気の毒だったが、予想通り中止になった”みちくさ市”のお陰で、ふやけた老体が休まった。蔵のエロ本やビラやポスターチラシ他の整理処分他。「嫌われ者の記」第254回にも着手。『赤旗』日曜版でも連載してる岡野雄一。キャラはまあまあだと思うが、中身の良さが相変わらずサッパリ理解不能。仙台の旦那は、岡野が小汚いハゲ頭を光らせて働いてた、司書房のエロ劇画誌『漫画エロス』にも描いてたの? 交換してたはずだが記憶が無い。

9月16日…高崎城趾公園での安倍汚職内閣粉砕デモ後、「シネマテークたかさき」で『隠された時間』。観客10人未満。30分は優に長い並作品。県内での韓国映画キャンペーンに大活躍の同館だが、『新感染』のような充実した大作は、駅反対側の「109シネマズ高崎」に持ってかれちゃう。上映料が高いのだろう。同館会員には誕生日プレゼントが。先日観たばかりの『ロスト・イン・パリ』のポスターをもらう。多分好きな人も多いだろうが、俺は監督でもあるらしい主演コンビ調子こきが嫌い。ただデザインがいいので、すぐにさばけると思って。

9月15日…愚妻から事務所の愚夫に電話。「”みちくさ市”用の宅急便、ホントに送っちゃっていいの? 17日の午前中は、暴風雨だって天気予報で言ってるよ」「らしいが、1%でも開催の可能性がある限り、荷物は送らねえ訳にはいかねえ。一宿一飯の渡世の義理って奴よ」「往復で3000円位かかるわよ。高く付くわね渡世の義理も」「女にゃ分からねえよ」「ガチャン!(電話のガチャ切り音)」「台風、急カーブしてくれねえかな…」

9月14日…「ブックオフ」の108円文庫コーナー、講談社、角川はめぼしい物が端から無いのを知ってるから、スッと目を左右に走らせるのみ(前者、文芸文庫のみは見逃さない。集英社文庫は問題外)。小学館文庫も似たようなもんだが、あ行とさ行は別。前者には荒木一郎の『ありんこアフター・ダーク』が、後者には佐藤泰志が顔を見せる可能性が。ただあ行、最近ぬか喜びさせられる場合も。荒木源とかいう、良く知らん作家の物が大量に並んでる(全部が荒木一郎なら一財産)。今後小学館営業部は、紛らわしいから荒木源のみ金掛けて断裁しろ。邪魔になる程の頻度ではないが、『かむろば村へ』(涌井学・いがらしみきお)のノベライスも時た~ま。昔なら義理買いした可能性もあるが、ビンボな今は完全シカト。部数が少ないのか、この春になって初めて出てるのに気付いた。仙台の旦那のこまめな商いには、羨望&感嘆心を抱くのみ。

 昼飯ついでに5~6日振りで「古書かんたんむ」へ。13日までの売り上げ総額9800円。もう2日あるから、棚代(5000円)を引いても5000円前後にはなるかも。ただ100円文庫のパーセントが徐々に増加中(個別的には赤字本が多いって事だ)。70年前後の邦画どん底時代、田舎館主がなかなか閉館出来ないのは、『君の名は』や裕次郎ブームの甘い記憶が忘れられないからだと、物の本に良く。仕方なく跡継ぎの息子は、パチンコ屋や喫茶店で得た利益を注ぎ込んでたそうだが、孫はさっさと駐車場他にしちまったろう。古本屋も似ている。ただ絶対に孫までは持つまい。

 楽しかった『明治のおもかげ』(鶯亭金升・岩波文庫)を事務所で読了後、「新文芸坐」の『長岡花火物語』へ。ロビーで隠すようにして『ディラン・トマス全詩集』(国文社)。田中清太郎と羽矢謙一の訳文は読みやすい。同作、「シネマテークたかさき」でも公開時に上映したが、チラシが余りにチープなので、通俗的町起こし映画だと誤解して観なかった。深~く反省。160分もあるが秀作。大林宣彦監督の各方面との馬鹿げた調整が気の毒になる脚本だが(ご苦労様!)、敗戦との言葉へのこだわりと加害者責任を明確に打ち出してて硬骨漢振りを示す。長いがだれないのは監督のミュージカルセンスと(安っぽいCGも作品に合致)、女優へのあらわな変態性欲描写のお陰。松雪何とかと言う肌の荒れた主役はどうでもいいが、井上和歌子役の原田夏希の舐めるような肢体描写はAV真っ青。原田はそれを楽しんで演じてる風があるが、一輪車少女役の猪俣南はその老人性変態視線にウンザリしてる可能性(ただそれが鑑賞する者をより刺激するのだが…)。女性新聞記者が2人して川原を歩いて行くと、奥の横切る橋(石橋?)の上で猪俣南が鮮やかな一輪車操作で激しく回転。「!!」この場面だけでも本作は観る価値あり。

9月13日…「盛林堂」の小野店長が”泣けるゾンビ映画”として推薦してた、『新感染』を「109シネマズ高崎」で。夕方5時頃からの回、観客約20名。確かに良く出来ている。特に機関車にゾンビが釣り鐘状にすがりつく場面の攻防には痺れた。映像面の他に、脚本が”健全”である事に感心。国や軍隊など全然信用してないし、人間の方がゾンビより醜い面がある所もきちんと描写。主要登場人物が被害者意識丸出しで(大半の本畑の邦画がそう)、官憲に頼りつつ人類や大義のために闘うんじゃ全然無い所もイカす(ビッコの浮浪者の扱いもいい)。

 後半のソフトフォーカスな泣かせ場面はシラケたが、昨夜「丸の内東映」で観た『散歩する侵略者』に比べれば遥かにマシ。黒沢清は小手先の技術には優れた監督だが、同作はトランプ&安倍史観に彩られた、官憲&軍事力+愛情万歳映画で心底虫酸が走った。彼は明確に霞ヶ関方向からメガホンを(文化庁資金補助映画)。要するに官立大学の教壇から世間を睥睨。師匠の蓮實重彦同様、役人文化人としての立ち回りの上手さには舌を巻くがな。こんな奴を、”世界のクロサワ”などとはやし立ててる連中の救い難い浅ましさよ(ただ、役者としてはなかなかだ)。だいだい厚生省の役人(笹野高史)が、領収書ももらわずコーヒーを奢る訳ねえだろう。更にチップまで…(俺は細部を重視する主義)。有望芸術家と呼ばれた人物も、安楽公金生活してるとこうなる。青雲の志を抱いてマスコミ業界に入った若者が、特権的利益集団、記者クラブに所属して裏金役人の下働きを始めるのと同じ。『新感染』のゾンビは特に北朝鮮軍を連想させないが、『散歩する~』の宇宙人はそこらが露骨。文化庁の安倍政権忖度役人も喜んで芸術祭の賞を与えると推測。

9月12日…西荻窪の「盛林堂」経由での出勤。ヤフオク、「古書かんたんむ」等の数字で8月は覚悟はしてたが、売り上げズバリ6000円台とワースト2位の悲しい大記録。古ツアチョンマゲ大将でさえ芳しくなかったらしいので、涙を飲むしかない。小野店長とやはり初日に観たという、『ダンケルク』の話で盛り上がる。ノーラン信者みたいな人と、1回おちょくりながら映画談義をしたい(マジで殴りかかられそうだが)。気分は全然スカッとはしないだろうな。17日の”みちくさ市”、予想は曇りで翌日は雨と。9月に入っても古本情勢は回復のきざし無しと。ボチボチネチネチやってくしかなさそう。

 再び『ダンケルク』だが、ノーランはともかく旧連合国軍資本家はこの他真珠湾等、負け戦もしっかり映画化する所は偉い。勝つ国はやっぱ歴史に対して謙虚。何でも燃やしたり廃棄して、果てはお笑いの一億総懺悔。大元帥天皇裕仁以下、偉い人ほど責任を取らない無責任国家は何度でも負ける(今も米国植民地として日々それを証明中)。ボケる前の母ちゃんが時々言ってたが、敗戦直後の富岡中学(現富岡高校)校庭での書類他焼却の煙は天を焦がす様だったと。敗戦直前に秘密裡に同校に移転して来た、陸軍中野学校だけでもこうだったのだ。全国でどれだけの歴史的重要書類が灰にされた事か。腐れ役人(軍人も含む)の責任逃れのためだけになされた蛮行だ。こういう動きの果てに、関東大震災での朝鮮人虐殺や南京大虐殺は無かったという、思い込みだけの”笑止傲慢願望史観”が生まれる。そのうちに無条件降伏もカモフラージュで、鬼畜連合軍を欺く上での、究極の100年戦争へのスタートだったてな妄想も吐かれ始める。

9月9日…「109シネマズ高崎」で『ダンケルク』。初日観客20人強。戦争映画は常にだが、高齢者が主流。ノーラン映画はしょっちゅう床に目を伏せるのが昔からの習慣。だが、本作はその機会がほとんどなかった。多額の製作費を掛けた多国籍大作だから、説得力のないハッタリを抑制? 民間船籍とスピットファイアーの、攻撃場面での時間系列が混乱してると俺には思えたが。エンドロールが始まるや早々に退去、高崎駅反対側(西口)の「シネマテークたかさき」へ。『ローサは密告された』のこれまた初日。観客10人。いささか描写が無意味にくどいのだが、次第に慣れる。主演女優は勿論、明るい薬中の頼りがいの無い旦那も好演。64歳の誕生日を、危なげのない2本の映画で迎えた。上信線での読書は『芥川竜之介紀行文集』(岩波文庫)。泉鏡花のそれと異なり、無学者にも理解出来ます。結構毒舌家なんだな。

9月8日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、昨日までの1週間分の売り上げ4300円(19冊。見限り赤字100円本多数を含む)。このままじゃ黒字額はまた2~3千円。レジ近くの出展者がまた撤退した模様。あ、考えたら池袋鬼子母神商店街の”みちくさ市”、もう今度の日曜日(17日)だ。天気に恵まれない雨降り市だが、何とか晴れてもらって、「古書かんたんむ」の体感赤字の補填をしたい。

 「ブックオフ」、客の電話での問い合わせに従業員が、100円棚他をコマネズミのようにチェックしてるのを良く見る。新刊本屋じゃあるまいし、100円や200円の売り上げでの馬鹿げた過剰サービスだ。「お店で直接チェックをお願いします」で充分。来てもらえれば他の商品も売れる可能性が。こんな土下座サービス飽きずにしてるから、”一緒にお店を盛り上げる”はずの店員様が定着しない。

 明日9月9日で俺様64歳。やっぱ現役エロ漫画編集者としては最古参? あ、マイウェイ出版嘱託の加藤健次は、確かもう66歳になるんだったっけ。ベスト10になら多分な。俺が入社して2年目の(有)遠山企画、遠山孝社長の年齢だ。自分で鏡を見ても何も感じないが、遠山さんの姿を思い浮かべると残暑なのに震えが。震えても昔には戻れないが…。

 昨夜のFCの『したくて、したくて、たまらない、女。』(監督・沖島勳)が非常に面白かったので、今夜も同監督の『一万年、後…。』へ。前者、素晴しい題名だ。昨今のチンピラピンク映画監督が、妙に芸術じみた題名で履歴に掲載、公開題名をないがしろにするのと大違い(カッコで括ったりね)。そんな根性だから使えないクズピンクになるのだ、馬鹿野郎め。『戦争と貞操』『九十九本目の生娘』でいいじゃないか。題名は時代のるつぼが生んだ聖なる象徴だ。姑息な歴史修正主義者よ恥を知れ!

9月7日…新規建設を巡って幼稚園や学校の騒音が問題になる際に、「そこまで神経質に…」との声を。浅はかな奴らだ。子供の声だけならまだ我慢出来よう。問題は日々の拡声器使用。世間知らずなくせに説教好きなアホ保母やマヌケ教員のダミ声を、何故周囲住民が毎日聞かされる義務が? 各種教育現場での無神経な拡声器使用を問題化せずに、本問題を語るのは無意味。マスコミ関係者も自らが騒音に無神経だから本質に迫れない。拡声器騒音幼稚園や学校などまっぴら御免! 子供は卒業して行くし教員も転出するが、近隣住民はそうはいかない。拡声器は年に1度の運動会以外には使用しないと契約書を交わせば、周囲住民の心もやわらぐと思うが。

 以前に比べればマシになった富岡市の気違い防災無銭も、担当者が変わると馬鹿な真似を(引き継ぎ体制ゼロの無責任市役所)。先日は「富岡市立美術館」で開催中の、サンピンタレントの道楽美術展の広報をいきなり。「緊急性ゼロだし、単なる趣味道楽を空から強制するな!」と即猛抗議。こんなのは美術館側の要請を、市役所行政課が毅然と断わるべきだが、実際は仲間同士で無料カラオケごっこ。俺はまだ聞いてないが、富岡製糸場のライトアップの宣伝までしたらしい(今度聞いたら即抗議だ)。ミサイル問題でも糞の役にも立たなかった防災無線(『東京新聞』の「こちら特報部」の記者同様、ホリエモンに初めて共感)。本質的に軍事予算と同じで、ちょっと目を離すと使用回数はどんどん膨張。糞暇な金満役人は、自らの仕事を税金を用いて誇示・宣伝したがるド腐れ性癖が。頼むから何もしないでくれ。

9月6日…自宅出品仕事の予定が、ほとんど先月来入札数が増えてないので上京、「松竹試写室」の『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』(11月11日公開)へ。ここ、3階なのにトイレは1階。下りエレベーターで映画評論家の北川れい子と一緒に。面識ないので言葉は交わさなかったが、たまには顔が見たいと思う日がある、旧『映画芸術』編集部員で少年画報社をメインにデザイナーをしてた、浅井登美子さんの連絡先はこの人に尋ねれば分かるのかもと考えながら、放尿。戻ったら前の席に、黄赤ベタファッションの座高の高い女性が”バーン!!”(ふくしま政美)。俺はハイ座高&短足を自覚してるから一番後ろや端に座るが、気にしてないトーテンポール人間も多い(しかも本試写室は傾斜ゼロ)。イタチのようにコソコソ横移動。

 午後3時過ぎに終了。地下鉄で東銀座から門前仲町へ。駅前の「日高屋」で野菜たっぷりタンメン(500円)を食べてると、同世代のオヤジが「お兄さん、ビンビールと焼き鳥!」。いいきっぷだね。さすが下町。更に「この焼き鳥、おみやげに出来るんならもう一丁!(170円)」。冴えない外見の爺さんだったが、帰宅後古女房とそれをつまみにカンを傾けてる様を想像したら、ビンビールを1本奢りたくなった。しかし時間がないので、雨の中近所の「ブックオフ」へ。天気のせいか客影も薄く、セドラーも日頃より見ない。そのお陰か、田中小実昌と後藤明生の帯付き初版本、『日本の喜劇人』他の小林信彦の新潮文庫版同が3~4冊と好調(108円コーナー。後で気付いたが、後藤分には宛名入りだが毛筆署名&落款も。『酒猫人間』)。週末発送予定の「盛林堂」への”嫌記棚”用ダンボール箱も、これで埋まりそう。

 事務所でシールはがし他を。本業の電話も数本。たちまち6時。FCの『死霊の罠』(監督・池田敏春)へ。ガラガラで100人前後。しかし名作。自殺前には眼を覆いたくなるような凡作も撮ってたが(生活のためだろう)、前世紀末までの仕事は常に裏切られない。黒沢清のお秀才三重丸映画とは根本的に異なる、映画的アウラで画面中でスパーク。ファンだったという小沢啓一監督の、”無頼シリーズ”を連想させる構図が、必ずあるのも両者ファンとしてはニヤリ。昨夜のピンク『制服脅迫犯し』(監督・中川潔)の際は藤木TDCを見掛けたが、今日は知り合いは誰も。車中の読書は相変わらず『鏡花紀行文集』&『深夜の市長』。前者、大分慣れて来た。でも2~3割は理解してないな。後者、以前中公文庫で何か1冊読んだが、それで充分だったな。

9月5日…久々に「シネマヴェーラ渋谷」へ。東映女優祭り、フィルムノワール特集と比べ動員はガタ落ちで、3割前後の入り。ひし美ゆり子の『好色元禄(秘)物語』(’75東映)でこれじゃ、他の日はより厳しいだろう。99%が団塊の白髪&ハゲ。もうバイアグラ無しじゃとても。でも血圧も高いのでちょっと…誰もがそういった沈滞ムードを発散。ただ、眼付きだけはギラギラ。不発弾置き場みたいなムードで、ロビーも館内も一杯。20世紀末の古本屋の、奥の浮世絵コーナーがこうだった。

 関本郁夫監督は思い入れ過剰の、出来損ないおセンチ映画が多くて大嫌い。だが本作は、田中陽造の腰の据わった脚本のお陰で秀作に。関本もガキじみた演出はしていない(分を悟ってる)。休憩中、終始意味不明な独り言をつぶやいてる老人が。70歳過ぎで総白髪角刈りの大工の元棟梁風。「新文芸坐」他でも時たま見る(昔は終始見掛けた)。上映が始まると静かになるから、いわゆるまだらボケか。日活の三井マリアが出稼ぎでねちっこい濡れ場を(蛇も交えた獣姦タッチの3Pを)。トップに1本で名前の出るひし美主演の東映ポルノだが、2番目にこれまた1本で名前が出る、橘麻紀の名前の下にカッコで”第1回主演作”と。ただどう見ても彼女は脇役。東映子飼いの女優さん故に、政治的配慮がなされたと推測。

 『月刊シナリオ』最新号。相変わらず佐伯俊道&モルモット吉田の連載しか読めない。1000円もする雑誌は、せめて売り物が3本はなけりゃね。1時間持たない高定価雑誌。文字の小さな『深夜の市長』(海野十三・創元推理文庫)に。

9月4日…まる1週間振りで「古書かんたんむ」へ。8月後半の純益2250円。敢えて不満を口にする意欲も無し。またもや店内で、入谷コピー文庫の堀内恭編集長にバッタリ。顔に覚えはあるのに、名乗って戴くまで名前を思い出せないボケぶり(まだ生涯で3度目の邂逅なのでお許しを)。「上島コーヒー」で老いた親の物忘れ&介護トーク。故人追悼特集の同文庫にも書いてくれないかとの話。何でもそれをもう2冊出したが、他企画では有り得ないほど断わられるのだと。死者で稿料を稼ぎたくないとの考えか。ま、自分でも1度死にかければそれは感傷に過ぎないと悟るよ(エッヘン!)。それに稿料と言っても図書カード1000円分なんだし(前に2000円と書いたのは間違い)、良心も痛みようがない。「この特集、気に入ってるので毎回書かせて下さい! どうせ死人に口無しだし、ろくでもない連中のろくでもない人生を赤裸々にぶちまけてやります」とお願いして、微妙に嫌がられる(気付かない振り)。

 帰社後、暇なので『鏡花紀行文集』(岩波文庫)を開くが、古文みたいな文章のせいと耐震化工事の騒音で全然進まない。『完本 麿赤兒伝』(中公文庫)にすると少しはスピードが出たが、結局は我慢出来ずに早めに事務所を出るハメに。

9月1日…FCで『任侠外伝 玄界灘』を観てて思う。今回は国営施設での安藤昇追悼大会だなと。文句ではなく大々歓迎。数年前の「シネマヴェーラ渋谷」以来の快挙だ。本作、「池袋東宝」のオールナイトで寝ながら見物して以来。最初の30分はかなり退屈で、「田舎者、寺山の百姓パワー&大胆パクリの前に、東京生まれのインテリ唐は映画じゃ形無しか?」。が、30分を過ぎた辺りからがさつな映像が独自の輝きを。122分あって正解の珍しい1本。堂々たる李礼仙のストリップ場面で、観客に赤瀬川原平の顔がチラリ。秀作とか佳作、無論傑作とも言えないが、もう1度観たいと思わせる魅力が。撮影中に安藤昇が、本物の拳銃を使用したとかで警察沙汰に。唐は宣伝になると強気で公開したが、当たらなかった当時のスポーツ新聞で読んだ。
 

(無題)

 投稿者:zzz  投稿日:2017年 9月 2日(土)14時29分42秒
  先日できた蘭州拉麺の列がコミガレまで伸びています。
グランデの店員が出入口をつぶさないよう客にお願いしています。
新参ラーメン屋が客の整理を老舗新刊本屋にやらすとは!
 

(無題)

 投稿者:5461  投稿日:2017年 8月29日(火)18時10分10秒
  アニメ関係の世界でフクロウのような存在が女陰をばらまいてたよ!
フクロウは青の祓魔師に出てくるような感じだったね。
 

どもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2017年 8月16日(水)17時46分44秒
  塩山さん、お盆休みですか?
ええ、画像アップの協力に参りました。双葉社から出た「花火の音だけ聞きながら」という私のエッセイ本です。献本が少なかったので、お送り出来ませんでした。また売れないと思いますので、告知させてください。「はじめてのエッセイ本-」とかなっていますが、前回の「ものみな過去にありて」が過去と抒情がテーマだとしたら、今回は現在とグダグダがテーマになっています。お見かけの折にはよろしくお願いします。なんか雨ばっかりでウンザリですね。
 

下々の者へ(その1407)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 8月12日(土)17時58分35秒
編集済
  8月31日…少なくも昨日まで、ヤフオクに無修整の素人っぽい春画が大量に出品されていた。即落とされると思ってたが、数日間そのまま。お節介なチクリ屋さんが複数居るはずなのに(ケチな被害経験あり)、全員夏休みかい? 値段はそう高くはないのに、ほとんど入札されてなかったのは、入金後のトラブルを心配したせいか。一品こっそり出すならともかく、度胸ある奴も居る(書店売りエロ雑誌なら100%発禁)。

 3時過ぎまでに雑用終了。4時30分からのFC、『日本暗黒史 情無用』(監督・工藤栄一・’68東映)へ。観客150人前後。9割が団塊爺さんで1割が中年女性客。女性客の3割はスナック「来夢来人」のママさん風だが、残りは金銭的余裕があるインテリ風(20代もチラホラ)。井上ひさしが浅草時代を回想して書いてたが、やくざはかたぎより遥かに女性に人気があると。なるほど。安部徹が”悪党の中の善人”を好演。小池朝雄は平凡。音楽は津島利章かと思ってたら、チラシによれば鏑木創。

 ロビーで『二・二六事件全検証』(朝日選書)を開いてると、7時からの『春男の翔んだ空』(監督・山田典吾・’77現代ぷろだくしょん)の入場開始。100人前後の客筋は一変するが、『日本暗黒史~』に出てた凶悪関西やくざの渡辺文雄は教育長役、その他にも桑山正一(下着被りの名手)、戸浦六宏、佐藤慶らの渋い所が出演してて飽きない。ただ映画の中身はかなり気持ち悪い。冷戦期の出来の悪い左翼系社会派映画の多くに共通する傾向だが、とにかく押し付けがましい。半強制的な感情的一体化主張は、大日本帝国下映画をただ引っくり返してるだけ。本作も”春男”が”裕仁”、あるいは”将軍様”であっても全然おかしくない発想・手法。山田監督や同プロダクションは、日本共産党と関係深いはずだが、不可解な描写も一杯。日の丸が3~4回仰々しくアップで(スタート用拳銃にまで日の丸シールが)。更に忠霊塔のロングショットまで。卒業式以外は必然性ゼロ。役人へのサービスだと思う。本作は文部省選定の他、文化庁からの資金援助も。山田監督はプロデューサーとして古くから有名だ。まずは作って、当てるためなら何でもの人と見える。そういう考えもあろう。ただ出来た作物がこの程度じゃ、タダ同然で出演したであろう前出名優陣が可哀想。市長役の佐藤慶など、ゴミタメ映画に鶴といった感じで輝いてたが、実にもったいないよ。

 山田監督は東宝争議の指導者の1人としても有名。だが、戦中は撮影所で青年将校気取りだったとの証言も読んだ。”永遠の指導者”だったのかも知れないが、映画監督としては越川道夫レベル。「あんな馬鹿と遊ぶんじゃないよ!」と、知恵遅れ少年と分け隔てなく遊ぶ自分の娘に吐き捨てるお母さんが。点景としてしか描写されてなかったが、ここからこそ出発しなければ。ただこういう善人ばかり登場のお涙頂戴映画が好きな人も居るらしく、終了後には力ない拍手もパラパラパラ。

8月30日…松本清張も海外を舞台にした作品には駄作が多い。設定と落ちだけを押さえて、間は観光案内で埋めてる感じ。そもそも海外旅行出来るような身分の者に、興味がないのだろう。登場する貧乏人は当然ながら現地人。読者も感情移入しようがない。『砂漠の塩』(新潮文庫)もそうで、なかなかはかどらない。つい脇にのけて後発の『トーヤ・ベンソン短篇集 黒と白』(ちくま文庫)を先に読了。訳担当の冨原眞弓、解説で掲載作品の筋説明を長々と。読者は本は持ってるんだから余計なお世話。解説での一番駄目なタイプ。訳文は中の下か。

 夜、「フィルムセンター」で安藤昇主演の『白昼の惨殺』(監督・梅津明治郎・’67)。昨夜のガラクタ映画『海辺の生と死』の後か、もの凄~い名作に感じられる。オーバーかも知れないが、ちゃんと商品になってるもの。安藤のビンビン響く色っぽい声、真鍋理一郎のややシャレ過ぎた音楽、安藤の弟役の平井昌一という役者の演技の魅力だろう。帰りは『二・二六事件全検証』(北博昭・朝日選書)に着手。

8月29日…自宅副業仕事の合間に『花火の音だけ~』(双葉社)読了。印刷が三晃印刷だったのは予想通りだったが、それはともかく今さらながら、著者と俺の思考原理は基本的に異なると痛感。まず第一に俺は世界や人様の明日の事など全然考えていない。あくまで俺様絶対主義の具体的生活者。政治的発言等も基本はそういう俺の生理感覚。他人などいかなる思考の持ち主だろうと、どうでもいいやと内心。こういう身勝手さは父親系の血筋らしく、近所に住むボケ始めたエゴイスト叔母さんを見ると(金銭欲と見栄がブローアップ)、父親の晩年同様に視覚的拷問にさらされる感じ。著者もそういう傾向はあると照れながら、人々の明日(彼の読者の明日でもある)に、終始神経をすり減らしてるように感じる。メジャー漫画家と老いぼれエロ本屋の違いと言ってしまえばそれまでだが、床屋と水飲み百姓という同階級の出自で(しかも前者は中卒の元工員)、何度か交錯した広い意味での業界人も、結局はそれぞれの道を歩むもんだと。それは趣味にも。俺は映画でも文学でも物語神話から抜け出せない保守派。著者は前衛派。『神々のたそがれ』の評価にそれが露骨に。場面ごとには秀でてても、あれには俺は耐えられない。著者は創作の明日への可能性を、逆にあそこに嗅ぎ取っている。確か柳下毅一郎も高く買ってたが、あるいはそこらに俺の老いがあるのかも。例えば著者は黒沢清の映画も高く買うのでは? 俺は立派な作物とは思うが、教科書の様でちっとも胸が震えない。実はまだ俺、書物も映画も面白いものあり過ぎると困っているのだ(受容者の晩年人生を既に)。

 己の主義を曲げない点を尊敬してると文中にも登場する、ピンク&ゲイ映画監督の山崎邦紀。近作への俺の酷評に立腹してか最近は本欄に顔を見せないが(だとしたら心の狭い奴)、彼がそう出来るのは出身階級の違いだから、そう持ち上げる事もない。俺たちは(例え話とはいえ勝手に一緒にして済まない)、投げられたエサには盲目的に飛びつかないと餓死する池の鯉、だった。そうでない人も一杯。特にエロ業界にはそういう一族の非後継者(出来損ない)が迷い込む傾向が。東京三世社に出入りしてた頃の藤木TDCが、昼飯代わりに魚肉ソーセージを歯で噛み切って貪ってたら、プチ山崎みたいなハイソな同僚が、アマゾンの半魚人でも発見したかのように眺めていたと。確かに俺が田舎に住んでた70年代初頭までは、群馬でも魚肉ソーセージはごちそうとまでは既に言えなかったが、喜んで俺たちはかじりリ付くのが普通だった。『花火の音だけ~』、俺は姑息にも強制献本させたけど、一読の価値はある哲学的書物なのは間違いない模様。

 夜、「シネマテークたかさき」で『海辺の生と死』(監督・越川道夫)。観客8名。歳を追うごとに大根化してる満島ひかりの2世MP風南国方言や、永山絢斗の満島に準じた棒立ち朗読&つぶやき芝居には特に驚かなかった。のけぞったのは満島が女教師役でオルガンを弾く国民学校教室の、黒板脇のドアのピカピカ輝く金属製ノブ。銀座のド満中の先進的小学校ならともかく、離島の学校の戸は100%引き戸のはずだ(北関東でも学校ドアを見掛けるのは、東京オリンピック以後。貼り紙で隠す手もあった)。こりゃ楽しみが出来たわいと背景チェック。続々と珍景&異景が大爆発! 満島宅の障子が穴や補修の1つなくピンピンで、新築マイホームのそれみたい。永山隊長様の部屋の電気が傘1つ被ってない上に(光り漏れ防止用の)、窓はサッシのようにさえ見え、無論バッテン形の割れ防止の紙も貼ってない(美術・沖原正純 装飾・藤田徹)。それより何よりこの隊長、空襲中に鏡の中の自分に惚れ惚れ見入り、何故か絶叫してはまた逢い引きに。チンプンカンプンの面白さ! 多分スタッフの中にも、「こりゃおかしい」と思った者も居たと思う。しかし作風(?)からして嫌われ者で、放置プレイされたと推測。見てりゃ分かる事を再三しゃべらせたり、無意味な”間”を狂ったようにとったりした果ての恐怖の155分。凡人監督でも並のテンポで編集したら60分に収めた。こんなスーパー馬鹿に脚本・監督を任せた制作の畠中鈴子様に満こうの敬意と軽蔑を。ただ出来の悪い脚本と役者、及び無能演出者を用いて、溝口建二や相米慎二気取りで長回しに挑むと、こういう無惨な結果になるという点で、あるいは映画史に名を刻む可能性も。今年のワースト1決定!

8月28日…夏休みも終り復調の兆しが出てるかもと、1週間振りで顔を出した「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、壊滅状態で更なる地獄へと逆さ落とし(気分は二ミッツ&マッカーサー)。何せ12日間で合計22冊、4850円しか売れてない(1日平均404円)。3550円の黒字しか出なかった、8月前半にも達しない可能性大。ブ~ルブルブル。自宅でのもう1つの副業も7月に比べ半減。商いメタメタの日光不足の8月(それでも後者は昨年よりはマシ)。月々の出費だけは減らない。

 ただ今朝読んだ『日影丈吉傑作館』(河出文庫)にはワクワク。「食人鬼」「吉備津の釜」「ひこばえ」には中でも唸った。確か同文庫で2冊目。こっちの方が遥かに充実してた。本畑、人様同様に夢野、久生などには当然眼を通してたが、中年期に読んだ山田風太郎が、虚名と裏腹に余りに退屈だったので手が遠のいた。特に晩年の山田が馬鹿なガキファンにチヤホヤされて、エラソーな説教老人化した醜態は吐き気もんで(小林信彦が亀和田武や中野翠のヨイショにだらしない顔する100倍くらいは)、更に縁遠くなってたが、これで老後は松本清張に加え、日影でタップリ暇つぶし出来そう。ちなみに山田風太郎、『戦中派不戦日記』だけは良かった。

 1本だけでは凡人に天才の本質は理解出来ないのかも。今夜もう1本、『夜は短し歩けよ乙女』も「早稲田松竹」に見物に行ってみよう(同館得意の日替わりプログラム)。夕飯はまた「秀永」じゃ芸がないな。

8月26日…何か最近ロクな映画と巡り会えない。観客12名での「シネマテークたかさき」、『少女ファニーと運命の旅』。ユダヤ人少年がナチの下働き仏人警官に、「撃つなら撃て!」と彼の銃を自らの額に押し付ける英雄的ギャグ場面に大失笑。ナチもの映画がドカドカ輸入されるのは大歓迎だが、ドサクサに紛れて”中東のナチス”イスラエルの、”永遠の聖なるユダヤ人プロパガンダ映画”が、姑息に公開されるのには腹が立つ。昨夜の「早稲田松竹」、『夜明け告げるルーのうた』にもめげた(湯浅監督特集、大入りで一週間公開期間が延びたのはめでたいが)。何で海が馬鹿な人間どもに区別なくあれほど奉仕せにゃならないの? 終始不愉快だった。防災無銭が頻繁に登場するせいもあるが。この監督の世界観は根本的に間違っている。出て「秀永」にラーメンをと思ったら、同作のポスターが眼に。湯浅政明監督は天才なのだと巨大な文字で。コレを許すのだから、多分村上隆みたいに”偉大な人”なのでは。どうでもいいが。

8月25日…「神田コーヒー」で開いてた『週刊新潮』の、「古書かんたんむ」出店仲間のつん堂あたりがすぐに痺れそうな、KAZUYAとか言うドチンピラ低能ラーメン右翼(???)のコラムで、各地に”安倍を監獄に”というプラカードが出没し始めたと知る。胸を打つ立派なキャッチフレーズではないか。ただ”安倍総理夫婦”にすべきだろう。そういうTシャツがあれば俺は毎日着用するが(上信線&新幹線で)。

 NHKも、政治部以外は健闘してると言った愚見を最近時々。糞ゲロバッカじゃねえの。そりゃ村上誠一郎が所属してるから自民党が、仙波敏郎がいたから裏金警察が、それぞれ健全な組織だと主張するに等しい。現実を直視出来ない小心者に思想の左右は無関係。楽観的で感傷的な幼児思考が、より現実を腐敗堕落させる。取材しても放送はしないNHKは、自分たちの年収2000万を死守するための脅迫材料として、安倍ハレンチ公金泥棒夫婦周辺を嗅ぎ回ってるだけかも。準公金取材しても情報を隠匿してるだけの自称マスコミ従事者は、そう非難されても抗弁する資格はない。

 コミガレに久々にポスター類が、3枚1000円で出たので何本か。棚はスカスカで手ぶらかなと思ったが、お陰で何とか両手がふさがる。その点、今日も「@ワンダー」で少し買った各種スチールは、かさばらず軽いのでいい。発送係の愚妻も同意見。ただ安いけど。帰社後、昨夜「ブックオフ」渋谷店で200円だった単行本、『猫の一年』(金井美恵子・文藝春秋)を。ペット類が大嫌いなせいもあってか、未読だった。ウヒャヒャヒャ。最近、朝日文庫以外は金井も余り文庫化されない。小説は仕方ないと思うが、本畑はやっぱ独壇場。ただ古本市じゃ、金井は佐藤亜紀&松浦理英子並に売れない。死後に再び売れ出した赤瀬川原平の例もあるし、捨てる気には未だ。その点、死ぬなり売れなくなった小沢昭一に、赤瀬川のように復活は? 自信無しでポカポカ100円に。すると少しは動く…ような(文庫限定。単行本は問題外)。女性作家では笙野頼子は割と売れる。

8月24日…いがらしの野郎、いや旦那から『花火の音だけ聞きながら』(双葉社)のサイン本が届く。ゴタゴタ言わずに最初から素直に…じゃなく、ホントにどうもすいません。真摯に熟読後、10月1日に「シネマヴェーラ渋谷」の入居してるビル1階の、何とかいうエセ文化施設で開催予定の、素人古本市で売るか? いやヤフオクの方が? 前者、退屈男君が嫌々誘ってくれたので、老残の身で参加する事に(ゴホゴホゴホ)。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”もお先は真っ暗け節だし、この種の行事もなぜか1回目は割と売れるし。いつも映画見物に行く施設での小銭商いも、オツだろうしな。数年前、u-sen他が既に撤退した映画館の通路で、一箱古本市を開催してたのを見かけた。顔見知りの女性に尋ねたら、「全然駄目…」と。覚悟して参加しよう。

 その「シネマヴェーラ渋谷」での『従軍慰安婦』のレイトショー、7割近い大入りなるも凡作。左翼・千田夏光の原作を、右翼・石井輝男が脚色すればこうなるよ。何せ騙されて買われた朝鮮人慰安婦さえ、”内鮮一体”での天皇裕仁への体を張った赤子振り。ドッチラケ。抽象的戦争批判で各階級の立場の差異を糊塗する、『この世界の片隅に』的要領の良さ、姑息さが終始ムカつかせる。ただ三原葉子、由利徹、タコ八郎他の演技は楽しめる。『不良番長・突撃従軍慰安婦!』だと思って見物すれば、立腹しない人もいよう。鷹森立一監督の奥さんは東條英機の娘だったので、満映帰りの多かった東映では一目も二目も置かれたと、昔何かの本で読んだ。

8月22日…地元駅朝8時過ぎの上信線に乗り、11時からの「シネマヴェーラ渋谷」、『超高層のあけぼの』へ。占領地でのあこぎな商売や連行朝鮮人強制労働で大儲けした鹿島建設や、同じ立場で北一輝の大スポンサーでもあった、三井財閥の三井建設が金主。悪人は1人も登場しないし、不幸な事件も交通事故以外には起こらない。それで160分(………)。関根秀雄監督はそんな条件下、糞丁寧なまでの演出を。ただ伴淳三郎が最後まで事故死しなかったり、飯場に1冊のエロ本もないのはあんまり(撮影現場監視員でも?)。鹿島建設社長役の佐野周二(ウンザリ演技)の女房(三宅邦子)が、秘書みたいに旦那の仕事先に常に同道してるのも奇怪千万。モデルも出たがりだった?(三宅は戦中の駆け出し時代、東宝の舞台で小道具を持たずに出て、秦豊吉に一発で首になったと、数日前に読んだ徳川夢声の『放送話術二十七年』に)。

 帰社。本業40分。「ブックオフ」門前仲町店へ。珍しく4冊しか買えず、そのまま帰りに九段下から神保町へ。これまた4冊。「神田コーヒー」には寄らずに事務所。一水社の森田&宮崎の両氏、DTP屋さんにも我が身のドジによる卑屈な弁明長電話。すぐに忘れて徒歩10分位の角川村の「神楽座」へ。『悲しみはいつも母に』(監督・中川信夫)。潰れた新東宝が前年に完成させてた作品(現代は『愚連隊』)を、翌年大映が母ものと偽装して公開したらしい。一切の救いが無いハードボイルド非母もの映画。羽入進の『不良少年』など足元にも及ばないクールさ&完成度。満足して総武線で『アイルランドー歴史と風土』(オフェイロン・岩波文庫)。同文庫、アイルランド物は色々と。特に同国に興味ある訳でもないのに、何となく買ってしまう。政治・宗教の歴史は冊数を重ねるごとに分からなくなる。日本で言えば沖縄みたいな扱いを受けてる地域なのは何となく。

8月21日…『東京新聞』の水谷孝司ってヘンテコな記者。一面のコラムで、認知症の爺さんが大ホールでカラオケしたいとグズり、家族が無理して開催したら1000人も集まった。喜んだ当人は直後に死去。奥さんは三周忌に再度の開催を目論み、チケット販売中と。今度は誰が歌うのか知らないが、コレ美談でも感動小話でもねえだろうよ。金持ち老人の単なる道楽。わざわざ宣伝してやる必要なし。だいたいこんな”まんじゅう本”ならぬ”まんじゅうコンサート”、知人、縁者には大迷惑。1度は義理で付き合っても、2度もじゃ心底辟易だろう。まんじゅう本は普通タダだが、図々しくチケットを売ってると。要するに軽薄で無神経な強欲夫婦なんだな。水谷君の目にはこれが美談に映るらしい。眼科に行けよ。もっとも小沢一郎冤罪事件の際に、調活費泥棒検察の忠実な走狗を務めたくせに、今朝の別紙面で”憲法の文学的表現”なるもっともらしい与太記事書いてた、高山晶一よりは罪ははるかに軽いだろうが(馬鹿度はドッコイ)。

8月18日…俺は貧乏な知人ライターの本は献本を拒否して買う主義だが、生活に余裕がある層は別扱い。後者のいがらし旦那は、いつか余りが出たらサイン&イラスト入れて送ってね。献名は売る際に邪魔なので不要。竹書房ならともかく、安倍盗人内閣のケツをペロペロしてる、”2流週刊誌業界の3流週刊誌”、『週刊大衆』を出してる版元の本など買いたくない。その双葉社、まだ三晃印刷は出入りを? 同社労働組合の設立メンバー、Kさんはもう退職したか? ”我が青春の三晃印刷”とでも言おうか、業界に入りたては芸文社も、平和出版も、東京三世社も、”裸もの関係”はほとんど大曲の三晃だった(大日本や凸版がエロ業界に本格進出するのはバブル以降)。写植屋は無論光栄社。エロ劇画誌のかなりが、光栄社&三晃印刷で生産されてた感じ。特に東京三世社は独占に近く、同社の『ザ・写真』発禁時代まで蜜月は続いた。その詳しい背景は『MateL』連載の「嫌われ者の記」に(次の次で)。

8月17日…午前10時20分から「シネマテークたかさき」で『標的の島』。観客約25名。一週間限定、しかも午前中1回だけの上映。この入りじゃ実に勿体ない。当たったのなら上映回数や期間を臨機応変に増やせばいいのに(過去にはそういう例もあったと記憶)。最初はかなり退屈で、「コレで2時間かよ…」と武者震いしたが、後半に不当弾圧された山城議長の登場で盛り上がる。彼がヒラメ裁判官の餌食にされたのも、納得(?)が行く好キャラだ。ただ監督は非情になれない人らしく、本作を観に来る人は百も承知な事を、ビラを朗読するように語る退屈人間の映像もダラダラダラ。沖縄県知事他の革新系政治家の紋切り型発言を中心に、30分切ればいいドキュメントになったろう。

 午後に出社後、チョコッと本業にいそしんでから、「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の集金に。出足からして開業後初の赤字を覚悟してたが、何とか3550円の黒字に。つまり総売り上げ合計8550円(棚代は今月から1000円値下げの5000円)、日販570円だったのだ。黒い疑惑も。最後の3日間に1000円づつ合計3000円売れてるが、わざとらしい感じ。出店者のこれ以上の撤退を回避するため、田中社長が身内買いをしたのでは? あくまで推測ではあるが、そう考えてもおかしくはない8月上旬の惨状であった。

 夜は「フィルムセンター」で、ピンク映画『引き裂かれた処女』見物の予定が、馬鹿げた事情で西荻窪の古本屋を散策するハメに(詳しくは次の次の「嫌われ者の記」で)。もう10分早く用事が終えれば間に合ったのに…。早めにガラガラの新幹線で帰宅。『昭和史発掘(8)』(松本清張・文春文庫)を。北一輝の三井からのたかりぶりも凄い(奥さんが毎月デパートで、数十万もの~現代に換算
~買い物をしてる事実を見逃さない清張もさすが)。上森子鐵なんか足元にも及ばない”元祖総会屋”振り。いい時に死刑になったのかも。生き長らえて敗戦を迎えてたら、ロッキード事件後の児玉並だった可能性は大だ。

8月14日…『明日に別れの接吻を』と『脅迫者』上映中の「シネマヴェーラ渋谷」。午前11時からの『明日に~』が終了した段階で満席、後方に立ち見が出る打ち込み振り。女性従業員や館主婦人らしきスタイルのいいおばさんが、空席を見つけては立ちん坊客を御案内。満席と言えば昔、『かもめ食堂』を娘と一緒に観た「銀座シネスイッチ」では、女性客がドカドカ階段に座り出し(2階席)、俺たちもそれに倣った。2時半前には退館したが、”階段客”も出たのだろうか(90%のオッサン客は恥ずかしがり屋揃い)。入場前に近所のセブンでお握りを買った際、癖でTカードをつい提示、「ウチではそれしてません」と兄ちゃんに。「くまざわ書店」で三省堂カードを出した事も。今夜、もう1本見物出来ればいんだけど。

 高崎駅で下車。「シネマテークたかさき」の『怪物はささやく』。観客5名。早く帰宅すべきだった。見るに耐えるのは特撮&アニメ場面のみ。地のドラマはどうにもならない(少年が走る場面がここまで美しくない映画もマレ)。おまけに主人公のガキは蛇顔(ヤマカカシ風)で不気味だし。ドラマは寝て特撮&アニメのみ見物と画策するが、昔のピンク映画のパートカラー対策のようには上手く行かない。

 帰りの上信線で『昭和史発掘(7)』(松本清張・文春文庫)。二・二六事件に突入。名調子でもう松の廊下みたいな感じ。複眼的検証の筆さばきは独壇場。カタカナ文字の引用がコレだけあるのに気にならない。上信線新型車両(ボックスシート)の、気違いじみた出発までの3分に1度の騒音社内放送さえ一瞬忘れる程(約20分の騒音攻撃)。本車両のイカレ車内放送、もう抗議して1年以上経つのにテープを改めてくれない(調子いい口約束はしたのに)。毎月23580円の定期代程度じゃ、客としてはゴミか?

8月12日…なるほど。でも読者のほとんどはそんな裏事情は知らない。別媒体たる文庫化に際しては少し工夫すべきだ。古井由吉という作家が凄く傲慢に感じられたよ、俺には(マヌケと思った読者も居よう)。小沼丹同様に、どうでもいい小説家ではあるが。

 敗戦記念日が近づくと、裏金警察が靖国神社とゴロツキ営業右翼を税金で守ろうと、機動隊を大量動員して神保町の方々にアコーディオン形式の鉄柵を。70年前後ではあるまいし、これに突撃しようなんて連中は皆無。官邸子飼いのレイプマン野放し警察官僚共も百も千も承知だが、こういう過剰警備をする事で、裏金の更なる原資を確保してる訳だ(自分たちには札束ドサッ!現場にはチャリン!)。ウンザリ顔のチャリン組の1人に言う。「ゴジラでも出るんかい?」「い…いやゴジラは出ないけど…」恥ずかしそうにうつむく。下っ端警官は自分たちがどんだけ無意味な事をしてるか、充分に分かってるのだ。中村格同様に人としての基本的誇りを捨て去れば、いい生活が出来る商売らしい。

 コミガレ後に「フィルムセンター」へ。少し前に「神保町シアター」で観たばかりの、『瀬戸はよいとこ 花嫁観光船』。吉田婆ちゃんが今暮らす、明石市周辺が舞台。特撮以外は良く出来てる秀作(日色ともえ大活躍!)。明石って思ってたより大都市だな。41年前の映像を見ての印象だが…。村地弘美、15年前くらい前までなら、熟女ヘアー写真集を出せばベストセラーだったろう。

 今朝から『絵で見るパリモードの歴史』(アルベール・ロビダ・講談社学術文庫)。ファッションには興味ゼロだが、読んでて凄く楽しい本。夕方から本業で忙しくなる予定(結局帰宅出来ず)。例によって本欄、文字ばっかで寂しい。誰か写真を埋め込んで。余り下品なのは困るが。人様のページに最近のアキラへの心変わりをば少し。http://www2.ezbbs.net/35/s-guts/
 

(無題)

 投稿者:踊る猫  投稿日:2017年 8月12日(土)05時43分24秒
  おはようございます。古井由吉『半自叙伝』は『自薦選集』に付録としてついて来た文章を元に組み立てられているので、「当人は俺たち読者が、自著を全部読んでるような前提で書いている」というのは当然だと思いますよ。またチャチャを入れてしまって申し訳ありません。  

(無題)

 投稿者:はい  投稿日:2017年 7月24日(月)20時28分36秒
  稲田朋美に訂正を  

下々の者へ(1406)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 7月24日(月)17時42分58秒
編集済
  8月10日…ものすご過ぎる。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”に不必要な補充に行ったら、7、8、9の3日間で売れたのは『滝田ゆう落語名作劇場』(ちくま文庫)1冊のみ(初版カバー付き300円)。9日間で合計3850円。果たして今後は? 棚代5000円には何とか達して欲しい。お客さんは居ない訳じゃないが、全ての本は100円で買えると思い込んでるC層が主流。多分彼等は、安ければ300円や200円均一弁当でも平気で買うはずだ。喰い物だけは安過ぎる物には手を出すなと、昔の人はそれとなく注意を。格差社会兼マフィア国家では、その種の生活の知恵さえも放逐されつつあるらしい。古本で食中毒にはならないけどね。

 事務所で『作曲家 渡辺宙明』(ワイズ出版)読了。インタビュアーの小林淳は円尾敏郎ほどはひどくはないが、”作曲とはどのようなものでしょうか”(309P)といった調子の、答えようの無い愚問をしばし繰り返してはページを無駄に(それを具体的質問で引き出すのがあんたの仕事)。こういう不要部分をカットすれば(渡辺の回答にも重複多し)、3000円強の値段は500円は下げられたはず。あと小林の特に新味の無い前説は半分カット、宙明の年譜を入れるのが喋りて手&読者への礼義。渡辺の横尾忠則真っ青な親馬鹿振りも分かるし、まあ退屈はしないが。同社の文庫本になってから買えば充分。

 1時間の本業後、暇なので読みかけの『黒革の手帖(下)』(松本清張・新潮文庫)に。主人公は当然新珠三千代を連想しながら読んでるが、こうも女性登場人物が多いと、誰をイメージすべきかとやや混乱。波子は岸恵子か、いや彼女じゃ主人公を食い過ぎるか? でも松坂慶子じゃ骨太過ぎるし…。等々。医学部系予備校の好色理事長は、小沢栄太郎以外には有り得ないが。

8月9日…西荻窪北口商店街のアーケードから吊るされた、新調済みピンクの象の巨大ぬいぐるみをくぐって、「盛林堂」経由での出勤。フィリピン人風の客が店内に。中国人に次ぐ爆買い客はフィリピン人かと良く見れば、古ツアのチョンマゲ旦那。彼は夏場はやや色が白く見える。一般人が日焼けするせいだろう。冬場だと煙突掃除業のインド人に近いが。7月の売り上げ16700円(16冊で平均単価1231円。手数料は総売上の1割。「古書かんたんむ」に比べるとタダ同然。俺は送りつけて月に1度集金に来るだけ)。どこかに申し訳ないとの気があるせいか、良く売れたせいか不明だが、つい7000円も爆買い。これじゃ意味ねえよ! しかし約半分近くを占める盛林堂ミステリアス文庫は、売り切れ後には定価+1000円前後で売れるので、実は意味はある。「古ツア君、次の新刊はいつかね?」「いやそんな予定は全然で…」「あんたの本は荻原魚雷の糞本よりは、ずっと書物としての価値があるよ」「い…いや荻原さんの本はどれも面白くて…」ポーカーフェースで心にも無い虚言を吐ける所を見ると、本当は悪党フィリピン人兼インド人なのか? まあどうでもいいが。

8月8日…連日の「シネマヴェーラ渋谷」への早朝出勤。今日の『孤独な場所で』と『危険な場所で』はニコラス・レイ人気のためか、初回から5部強の入り。『危険な~』開始時には7割近くの席が埋まっていた。知ってる範囲では、ルビッチ特集以来の大入りでは。『孤独な~』はいつ観ても痺れるが、『危険な~』は効き過ぎた冷房がきつかった(つまり退屈で集中出来ず)。

 休憩時間に『〈淫靡さ〉について』(工藤庸子・蓮實重彦・はとり文庫)を。功成り名遂げたエリートインテリ高級官僚兼物書きに、同業のお茶汲みレベルの婆さんが(無論経済的には工藤もエリート)、フェミ香水を発散させながら徒弟的ヨイショ光線の乱れ撃ち(元東大総長も無論満更ではなく、謙虚ぶりつつもエヘラヘラヘラ)。次第に蓮實が安倍晋太郎に、工藤が稲田朋美に見えて来る”白い奇書”。役人の世界は理解不能。ただ両人共に、きっと立派な勲章はもらうのだろう。版元の羽鳥書店はココの館主の本を確か。本書よりよっぽど面白く意義ある出版だったと。立たなくなった爺さんや(推測)、濡れなくなった婆さんの(同)、つまり名誉心しか残ってない金満元官僚インテリの本など、わざわざ駄目押し的に零細版元が出す必要は無いよ。まあ勝手だが。

8月7日…「シネマヴェーラ渋谷」の第1回目、朝11時からの上映経由での出勤。ここ、朝1番だと若い美形姉チャンに加え、熟女のお出迎えもあるのだね。『グレイト・フラマリオン』&『呪いの血』。今回の特集でも屈指の組み合わせだろう。堪能。初回なのに4割近い席が埋まってたが、納得。ただ日頃の特集では女性客も多いのに、今回は圧倒的にオッサン男性客ばかり(9割)。女性は悪女に興味なしか?(おばさんが数名)

 映画には満足したが、休憩時間に読み上げた『うたかたの日々』(諏訪哲史・風媒社)にはガックシ。発想や着眼点、品の悪さには好感が持てるが、伝える手法にまるで芸が無い(セメントの土管みたいな文章)。前書きで命がけで書いたとか、自らをやたらスワ氏と読んでみたり(駄目作家の昔からの共通項。”ツボチャン”は例外?)、大学の教員を務めてたりと、退屈系物書きの条件を数多く備えてたから予想は出来たが。家族自慢する奴って、必ず故郷・学校の説得力ゼロの自慢もするな。諏訪の高校の先輩らしい、清水善範も全然面白くないよ。名古屋の作家とは体質が合わないのか? しかし巨匠批評家・森卓也がいるしな。この人は当然ながら名古屋自慢なんか一切しない(卑下も)。

 3時頃から事務所で本業。4時過ぎに「古書かんたんむ」の”嫌記棚”へ不必要な補充に。昨日までの一週間の売り上げ3550円(合計16冊。日販508円)。営業時間が1時間短縮されたが、地べたを這いずり回る状態に特に変化なし。このままだと8000円前後で、3000円の黒字にしかならない(今月から棚代が1000円下がり5000円に)。夜の3本目の映画見物はあきらめ、再び地道に本業を(エロ場面の修正指示)。

8月4日…昨夜「早稲田松竹」で『スラム砦の伝説』&『アシク・ケリブ』見物後(後者は文句なかったが、前者の副声音は何とかして欲しかった。筋も全然分からなかったが、パラジャーノフの映画は観てれば楽しんだからさほど気にならず。入り悪し)、久々に「清瀧」へ。ビンビールが廃止されててガックリ。経営者はこの種の居酒屋の本質を理解してない。つまみ類は確かに量は多いが、味は「日高屋」に遠く及ばない。欧米系姉チャンを雇う余裕があるなら、ビンビールを復活させ喰い物は量を減らして味をアップ。ついでに店内をより清潔にしないと、向かいの「日高屋」に更に客を取られるだろう。

 読む所が無いので知られる『月刊シナリオ』9月号に、佐伯俊道がやっと復活。冒頭特集はオーナー誌の『映画芸術』同様に、荒井晴彦脚本作品。脚本家としての盛りはとうに超えたのに、相変わらずの政治力。前者、大根・浅野忠信をチヤホヤ。アメリカ脚本家組合のストライキを浅野が批判したと、荒井が編集後記で噛み付いてたのは、ついこの前のような気も。入谷コピー文庫の堀内恭編集長は(アンケートに回答)、文章よりは編集の人だね(拙稿は高知に発送済み)。そういやここ何年か、入谷コピー文庫以外の原稿依頼は皆無。寂しい。同文庫は『映画芸術』や『映画論叢』と異なり、まったくの稿料タダではなく、2000円分の図書カードがいただけます。

8月3日…2流週刊誌としての誇りも無く、『週刊大衆』や『FLASH』は盗人安倍首相夫妻のケツの穴を昔からペロペロ。後者最新号での、”安倍政権は賞味期限が過ぎた”風のキャッチには改めて呆れる。そんなもん最初からありゃしねえよ!(汚職お友達やレイプマン記者、嘘つきヒラメ役人は別)。大勢が決してから安倍批判をおずおずと始めた腰抜け『週刊ポスト』に比べりゃ、時にはいい記事が載る『サンデー毎日』もマヌケ。”安倍首相は国民の声を聞け”だと。そんな殊勝な根性がある首相なら、夫婦で臭い飯を喰うような悪事は働かねえよ(欧米はおろか、韓国、台湾であっても並の民主国家ならとっくに収監済みだ)。

 宣伝キャッチには媒体のレベルが露骨に出る。俺が見てカッコがついてるのは、『週刊文春』『週刊新潮』『週刊プレイボーイ』『週刊実話』『月刊日本』『選択』他数誌。『世界』『週刊金曜日』『週刊朝日』『創』他、リベラル系は総崩れ。”自明な事を理解出来ない大衆が悪い”との、ゴーマンな指導者意識がどこかに息づいてるから、理屈&感情に訴えるような努力・勇気が感じられない(ひな壇からでない)。絶対安全地帯からの”権力お批判まがい行為”は、する分にはきっと楽しいのだ。立ち位置の左右に関係無く、その種のまがい物はとっくに見抜かれているのに。

 『蒼い描点』(松本清張・新潮文庫)と『暗黒天使と小悪魔 他』(田中英光・講談社文芸文庫)を併読中。後者の「愛と憎しみの傷に」に登場する、”その鋭い大目玉を羞ずかしそうに伏せていた”批評家のH・Kは、当然花田清輝だろうな。その他にもアルファベットだけの作家が何名も登場。ほとんど分からない。もう70~80年前の事なんだし、誰か詳しく解題して欲しい。この手の問題はやはり小谷野敦か? 最近、アナクロな政治談義にウンザリなので本もほとんど買ってないが(安倍支持の共和主義者って一体?)。つん堂棚で物色するか。奴は佐藤優、ホリエモン、小谷野敦は欠かさず買ってる、知性派経済人(自称)のようだし。

8月2日…「古書かんたんむ」内”嫌記棚”の補充兼集金に。7月後半の純益7300円。園児の小遣いから小学生高学年のそれには出世? 5日間ほど顔を見せない間に、やたらにつん堂棚の本が当方に混入。ペッペとツバなど吐きちらかさずに、丁寧に奴の棚に戻してやる。昨今せむし化防止のため、なるべく腹を突き出して歩行。お陰で見慣れないビル上階の景色を数々発見。来る途中、昔「ニュー浅草」があったビルの3~4階に、スタイリッシュバー「オー」なる店があるのに気付く。お里の知れたボロビルで”スタイリッシュ”もねえもんだが、1度入ってみたいような。やはり、極右人種差別主義者に奢らせるべきか?

8月1日…自宅仕事の合間に、入谷コピー文庫の原稿を。今回は”無人駅”。俺は当然、高崎駅0番線ホーム発の上信電鉄が舞台。興味ある作品を上映してないので、終日自宅に。あ、「富岡市民プール」に数年振りで。ひょっとして退院して以来か? そこらまったく思い出せない。夜、東西の3人の漫画家に電話。レンホーの辞任を民進党内でのいじめだと主張する、アホな女性論者が目立つ。同性故の情緒的買い被りもいい加減にしろ。イボガエルを幹事長に据えた代表就任段階で、彼女の政治生命は99%終わってる。以降の振る舞いで100%だったのを思い知ったが。さすがに森ゆう子はそういう妄言は吐かないようだ。

7月31日…主観的カメラアングルで有名な、「シネマヴェーラ渋谷」の『湖中の女』を。特に退屈でもないと思うが、やはり単調で時々うつらうつら。終わっても話が繫がらない。帰宅後、習慣になってる双葉十三郎の『ぼくの採点表』をめくる。意欲こそ買ってるが厳しい意見。細部は結構楽しいんだけどね。本館での上映洋画、最近同書に掲載されてない作品が目立つ。それだけ著作権切れ作品を中心に、新規開拓してくれてるのだろう(安い入場料なのにどうも)。双葉アングルによる評価が読めないのは、少し寂しいが。

7月29日…夕方の上信線で『キリストはエボリで止まった』(カルロ・レーヴィ・岩波文庫)。50P過ぎた頃からガンガン面白くなる。追放者が2人接しない状態でスパゲティを交互に作リ合う下りで、「こりゃ映画『エボリ』の原作じゃ?」とやっと気付き、調べたらやはりそうだった。訳者の竹山博英は解説で一切触れてない(不親切)。画家としても有名だったのなら、通称”魔女”の絵の写真も是非欲しかった。イタリアの南北問題の深刻さを初めて実感(だが詩的)。主人公がカッコ良すぎるのが唯一の弱点。「シネマテークたかさき」の『イップマン継承』、後半やや持ち直したがかなり退屈。香港映画は中国資本の出資率に比例して駄目になってる。観客5人。中国帝国宣伝映画に比べりゃ、韓国映画はまだずっと健全。主人公のおっさんは、いがらしみきお似。まだハゲてはいないが。

7月28日…pippoのツイッターに、東京創元社がガレージセールを開催中と。めったに行かない飯田橋駅反対側の、モリサワ先を左折した同社ビル倉庫の一角へわざわざ。単なる在庫一掃セールで3分で立ち去る。もっと有名な作家のサイン本とか、促販用のポスター&のぼりなど、普段読者が入手出来ない物を用意してくれなきゃ無意味(わざわざアンケートなど取らなくも分かるぜ)。帰りに寄った、不毛で知られる地元「ブックオフ」では珍しく6冊。流れるアルバイト募集のアナウンスに、「皆でお店を盛り上げましょう」の下り。今時そんな殊勝な根性でバイトに応募する奴はいない(押し付けがましい精神主義)。単に生活のため。求職者が溢れてた時代の意識が捨て去れない、同社アナクロ経営陣。たそがれの「ブックオフ」らしいが。

7月27日…朝の上信線で『魔子鬼一作品集成第2巻 幽霊横行』(盛林堂ミステリアス文庫)読了。1巻目と合わせて同文庫の誇るべき金字塔では?(あっち行け夏葉社!) 噂の「ズロウス殺人事件」も、他の作品にも言える事だが、溢れる作者の自分都合絶対主義には言葉もなかった(苦笑するのみ)。主人公が誰と会話してるのか不明な前衛性も頻出、読み手に深い知性が要求される。無論無事片付けたとしても、当方の知性アップの可能性はゼロだろうが。都筑道夫の単行本未収録作品集の際のように、恥知らずな甥っ子が何本も自分がアイデアを提供したというような、証明不可能な腐れ自慢話も無いし(ありゃカットすべきだった)、娘さんのインタビューも楽しく、上々の編集だった。

 夕方、「@ワンダー」で『望郷の掟』(300円)と『スナッフ』(200円)のプレスを買おうとしてると、某有名映画評論家(山田宏一)のパーティに行く途中の高崎俊夫と遭遇。まだ時間があるらしいので「神田コーヒー」に誘い、映画業界無駄話を約40分拝聴。羽仁進、左幸子、左時枝、南陀楼綾繁、内澤旬子、青柳隆雄、のむみち、小林信彦、古川録波、上森子鐵、岡田秀則、中山信如、坪内祐三、岡崎武志、野際陽子、千葉真一、トリュフォー、佐藤忠男他の名前が登場、各自の偉業を2人で誉めたたえる。そろそろ初の本が出るらしい。藤木TDCの新刊も秋とか言ってたな。

7月26日…自宅仕事。夜「シネマテークたかさき」で『ラスト・プリンセス』。観客10名。38分長いが普通に楽しめる。駄目な所は尺以外には2点。強制的に着物を着せられ、日本に拉致される大韓民国王室後継者の娘の、着付けが全然なってない。彼女が原節子や新珠三千代を凌ぐ着物姿を、敢えて悲しみの中で同胞に示してこそ、民族の怒りはより高まるのだ(映像のいろは)。火薬より”着付け”に銭を。もひとつ。無理矢理姫は強制連行された朝鮮人労働者の前で迎合演説をさせられるが、結局無視して民族意識高揚演説を。熱狂する労働者は、大日本帝国軍人のテロリンチにさらされる。しかしそれが甘過ぎる。今の沖縄に派遣された裏金機動隊よりソフト。続くアクションが今ひとつ盛り上がらない理由。韓国公開版は残酷さもより派手なのか? 着付けの件を思い出せばそうとも思えない。せこい民族意識は芸術の敵。ま、そういう域の映画ではないが。

7月25日…ネームデータ1本校正後、「ゆで太郎」でおおもり&かきあげ。その足で「ブックオフ」門前仲町店へ。「ゆで太郎」のかきあげが妙に小さく悪いで予感はしてたが、珍しく4冊しか買えず。同年代のオヤジが、新書棚前で値段を携帯でチェック。よっぽど年金もらってるのだろう。新書など高く売れて300円だし。東西線での読書は『魔子鬼一作品集成 幽霊横行』(盛林堂ミステリアス文庫)。巻頭作「黄金の歓喜仏」から梅毒がバンバン登場して期待を抱かせる。

 兵庫県住まいの吉田婆ちゃんからの業務連絡メール末尾に、「塩山さん、一体いつまで編集の仕事するんですか?」。「お払い箱になるまで」と返事。今俺は63歳だが、これは77年に俺が遠山企画に入社した際の遠山老人の年齢。高度成長前と滅亡期の業界を同じまな板では論じても無意味だが、考えたら遠山さんも既に編集実務からは手を引いてた(表紙だけ担当)。ネームデータ校正やエロ場面修正他ににいそしむ俺は、チョット偉いのかも。

7月24日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の本来は必要のない補充へ。昨日までの8日間に売れたのは28冊で売上高7450円(平均単価266円)。果たして月末までに5000円くらいの黒字は出るのか? 人影の薄い店内を見回し、大本営の瀬島龍三並の願望を客観的事実のようにすり替える無理筋感情操作を。隣接する棚の極右人種差別主義者つん堂が、チョイ前に適菜収の本への読後感として、安倍晋三の嫌われぶりはおかしいとヘッピリ腰で嘆いてた(要するに同情)。好き嫌いじゃないんだよオメー。今安倍に迎合するようなのは利権屋だけ。単に馬鹿なだけじゃなく(それだけでも大罪だが)、人間性までが腐った汚物を評価するようじゃ、イデオロギーに無関係で人は誰からも相手にされなくなる(俺も適菜の思想は認めないが、安倍への評価は真っ当)。つん堂はそこらが基本的に全然分かってない。いくらいい学校を出て色々な本を読んでも、駄目な奴は駄目とまでは言わないが(言ってるが)。

7月23日…「109シネマズ高崎」で『メアリと魔女の花』。観客20人前後(幼稚園児くらいの女の子多し)。野暮ったいが好感の持てるアニメ。『君の名は。』に溢れてた吐き気がするような自己陶酔も、『この世界の…』の姑息で計算高い立ち回りのうまさも感じられなかったせいかと。その分、良くも悪くも強烈なイメージは稀薄。まあ年寄りはこの程度で充分。ちと前説が長かったかな。上信線で『死神とのインタビュー』(ノサック・岩波文庫)読了。女性描写がデビット・リンチっぽいエロっぽさを醸し出す。神品芳夫の訳文は分かりやすい。
 

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