teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]


(無題)

 投稿者:とうふ  投稿日:2017年 5月24日(水)09時27分29秒
  今のサブカル界にかつての植草甚一みたいな人はいないんですか?  
 

下々の者へ(その1403)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 5月22日(月)13時01分34秒
編集済
  5月23日…朝、自室で「嫌われ者の記」第252回目を。中沢編集長にまた誤植の多さを叱られないように、打った分を何度も読み返す。その度に誤植新発見。もう何度も読み返した部分の、赤瀬川原平が全部”赤瀬側原平”に。しょうがねえなあ。

 こじらせた夏風邪のせきがなかなか抜けない(もう半月に)。昨日の『日刊ゲンダイ』に蜂蜜が効果的とあったので、早速夕べから試してみる。好転したようなそうでもないような。竹書房の前を通ったら、青森県でのいがらしみきお原画展のポスターが。こまめに稼いでますね。

 今朝から読み始めた『滝田樗陰』(杉森久英・中公文庫)。な~るほど。中央公論社の立派な部分とそうでない部分が良~く分かる。数々の歴代個性派編集者も、同社がナベツネみたいな赤くずれのゴロツキの、チューリップのアップリケと化すとはよもや予想しなかったろう。読み進むと嫌でも、極右人種差別主義者に買収された青林堂のイメージと中央公論新社が、ピッタリと重なる。

5月22日…意を決して「小宮山書店」地下の「ブラジル」に入ろうとしたら、いつの間にか一番安いコーヒーが500円ではなく550円に値上げ。ショックを受けて即引き返す。今日は神保町で1冊も本を買わなかった。暑さのためか神保町全体がだらけてる感じ。夜、「神保町シアター」で『おえんさん』(監督・本多猪四郎・’55東宝)。原作は中野実。息子(小泉博)を溺愛する母親(水谷八重子)と恋人(司葉子)の確執。観てていたたまれなくなるような設定。今後はまず映画はおろか、テレビでも企画されないような素材。逆にちょっと新鮮だったな。

5月20日…「シネマテークたかさき」の『コクソン』初日2回目。観客20人強。156分と丸1時間は長い(充分に切れる)。印象的できれいなな場面は多いが、世界中のホラーからネタを集めたと言うか、大風呂敷を広げ過ぎて筋の拾集がつかなくなってる。『羅生門』風の逃げを打ってるが、客に156分も貢がせてこれかい? 『アシュラ』の際も感じたが、昨今の韓国映画は東映実録路線末期のような閉塞感で一杯。明るい作品が日本、いや高崎で公開されないだけかな。帰りの上信線で『Dの複合』(松本清張・新潮文庫)読了。『セメニシュケイの牧歌』(ジョナス・メカス・書肆山田)に。
 

どうもどうも

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2017年 5月16日(火)11時29分45秒
  塩山さん「Mate」ありがとうございます。それと土曜日は失礼しました。奥さんと塩山さんの間でそんな論争があったとは知らず、私はジーパンで失礼しました。嫁さんには「スピーチするんじゃないの?」と呆れられましたが。「スピーチの達人」はご勘弁を。ホテルでスピーチの練習してみたら10分ぐらいあり、司会者の方には「5分で」と言われたので、短縮版をやったらグダグダになってしまいました。しかし、ピッポさん幸せそうでよかったです。難聴者と飲んでも楽しくないでしょうが、ひさしぶりに塩山さんと飲めてよかったです。次の日の仙台駅から直接会場入りしたトークショーもなんとか完走しました。夏葉社の島田さん、確かにいい人ですね。お疲れ様でした。  

(無題)

 投稿者:ZZZ  投稿日:2017年 5月12日(金)17時48分3秒
  コミガレに行ってみたら晴天だというのに店頭の平台はなし。
一見さんだけがたまに買う写真集の平台はレジ前に移動していた。
クレームでもあったのかな。
 

下々の者へ(その1402)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 4月28日(金)08時48分13秒
編集済
  5月19日…6時間振りに午後4時に帰社。今日は早朝仕事の後、10時前に事務所を出て「早稲田松竹」で『沖縄列島』と『やさしいにっぽん人』を見物。その後、神保町を散策して来た。東陽一監督は俺が本数をこなし始めた頃は、既に”おしゃれなエロ映画の人”ってイメージが。初期はなかなか戦闘的だったのね(両方初見)。前者はやや紋切り型だが、荒れる政治集会舞台端での子供の姿、仕込みっぽい理容師希望の少女ら、女子供の描写が非常に初々しく、後年の通俗売れっ子監督への萌芽が既に濃厚(外見はいがらしみきお似)。後者も前者同様に90分に収めとけば、更に伝説の映画になったかも。いや、主役が河原先長一郎では無理か。今回の沖縄映画特集、入りは悪くていつも30~40人。2本の製作時には本土の人間も沖縄の現状により思いをはせる余裕があったが、今は他人事だものな。ハッキリしてるのは、今の安倍ネオナチ政権より、米軍の方がまだ紳士的だったらしい点。安倍政権は集団自決を強いた皇軍と同レベルって事だ。そのくせ皇室を自らの延命策にしばしば悪用。保守ではない極右人種差別主義者は、常に自分が一番偉いと根拠なく妄信。まさに気違いに刃物ならぬ最高権力。早々に夫婦共々ブタ箱に放り込まないとヤバい。

 藤木TDCや南陀楼綾繁とメールをやり取り、来月1年振りに宴会をする約束を。藤木によれば前回は去年の6月末だったと。まだ半年くらいしか経たないような気が。70歳もあっという間だな。

5月18日…重政隆文の『映画の本の本2』(松本工房)、やっと600Pまで。浜野佐知監督の本も登場。ピンクも一般映画も退屈の極みとバッサリ(本はピンクの下積み時代部分のみ誉めてる)。いずれも同感だ。浜野監督のピンクに強姦魔役で出演、小汚い尻をさらした経験もある俺が言うのだから確か(神田川沿いの早朝の歩道ロケだった)。尾崎翠もああいう教養を欠いた脚本家(山崎邦紀)や、ナイーブさゼロの女ヤクザ監督以外のコンビで、再び映画化されるのが望ましい。ただ映画的ひらめき不足の2人が、割と人格者なのは事実。痴漢映画のエキストラ時代、「商業映画なのにいつも弁当だけで出演させられるはおかしい」と俺が言うと、監督は少額だが日当を払うようになった(さすが元新日本婦人の会のメンバー)。それに彼女の話術は映画の100倍は面白い。1度会った人間はたちまち信者に(ここら、『名画座かんぺ』ののむみちにやや似てる)。山崎は話術や経済力は無いが、ホモ映画に関しては演出者として時々恐るべき佳作を撮るしな。ただ重政、成田闘争に触れた下りで、機動隊が学生に殺されたとポロリ。それはお互い様だろう。ガス弾の直撃で殺された支援者もいる。機動隊が複数死亡した事件は裁判では無罪だったし。量的には官憲の暴力が圧倒的なのに(今でも)、木を見て森を見ないような寝言を吐くな。

 水道橋駅前、パチンコ「ミトヤ」のパネルで、神田警察署がテロ防止のために怪しい人を片っ端密告しようとの宣伝を。警察庁が音頭を取って、全国各地で行われてると推測される。まだ共謀罪(治安維持法)は成立してないのに、裏金が巨額化出来ると笑いが止まらない、腐敗警察官僚の糞腹が見え見え。落ち目安倍ネオナチ政権への応援にもなるし。総理大臣夫婦が共謀して税金を横領してるのに、逮捕するどころか援護射撃に余念が無いのだから、日本の警察や司法は江戸時代以下。三権分立が確立されている、韓国や米国はやっぱり先進国。王様一族の孫娘の結婚程度で馬鹿騒ぎしてる日本は、明らかに土人国家寄り。文字通りの公共放送、英国BBCから安倍放送局NHKが縁切りされるのは実に筋が通っている。

5月16日…早速今朝から『映画の本の本2』を。重政隆文の文だから当然最高だが(お世辞入り)、こんな本が1年半も前に出てたなんて、「東京堂書店」で現物を見るまで全然知らなかった。映画評論家と称される連中が、99%映画産業の広報マンと化した今、各メディアに無視されるのは却って著者には栄誉だろう(『映画論叢』くらいは扱っても良かったと)。ただ装丁の松本久木は愚か者。800P以上ある活字映画枕本を、こんなスカした真っ白にデザインして! 100Pも読めばたちまち真っ黒に汚れちまうぜ。古本屋に高く売れない。大阪の版元とも思えない商魂の無さ(センス自体は並)。索引が無いのと並ぶ本著の2大欠陥。もう160P。今週中には読了だ。重たいので東京駅からの中央線では、『中央線古本屋合算地図』(盛林堂書房)。人物写真の構図がいいと思ったら、奥付けに古ツアと。印刷でスミベタがクリアに出てたら更に決まったろう。

 昨日「古書かんたんむ」の”嫌記棚”へ補充に。14日までに8000円強の黒字が。まあまあ。残る昨日1日だけでは、大台には達しなかったろう。右隣の”素人古本マニア界のスモールトランプ”こと、つん堂棚がきれいに整理されていた。社長業の合間に精を出したのだろう。そういや奴、漫画屋の事務所に全然顔を出さない。避けてるならともかく、いかにも肝臓を病んだ弱り顔をたまには見せろ。ダー松の下品な画像埋め込みも見ないな。脳梗塞にでもなって垂れ流しか? いずれもどうでもいいがな。

5月15日…新幹線で『夫・車谷長吉』(高橋順子・文藝春秋)読了。似た者夫婦だったのね。車谷は名前を出したりして正面から周囲をネタ化、種々トラブルを起こした。高橋は夫に学んだのか生来の狡猾さなのか、匿名で陰湿な憂さ晴らしを各所で。1つのコクではあろうが…。ただ分かり易いが面白みの無い著者の詩が、頻繁に引用されてるのには往生(後半ほとんど飛ばす)。後年、車谷の酒量が急増したのは、西村賢太の登場で売り上げが激減、各版元の対応が一変したせいと俺は推測するが、その種の事は一切書いてない(三島由紀夫も自分の本がより売れてれば切腹なんかしなかった)。今後の高橋の詩人・作家としての保身もあろうな(名誉心が深そうだし)。西村はどこかのパーティで車谷を見たらしく、思いの外チンチクリンな男だったと、名前こそ出してないが読めば誰でも分かる書き方で罵倒を。新書館で車谷の全集を出した担当編集者が辞めてるが、よっぽど売れなかったのだろう。女房が亡くなった頃に、再び車谷ブームが起きそうだな。

 大洋図書のネット配信料が入ったので気が大きくなり、「東京堂書店」3階で『劇作家秋元松代 荒地にひとり火を燃やす』(山本健一・岩波書店)『映画の本の本2』(重政隆文・松本工房)『うすバカ二輪伝』(東陽片岡・青林工藝舍・サイン本)を。たちまち1万近くが消え、3冊目を除けば無駄買いじゃないと承知してるが、ため息。無駄話にも書いたが、これじゃ「ブラジル」でコーヒーは永遠に飲めない。

5月14日…「シネマヴェーラ渋谷」に通う際に良く利用する地下鉄半蔵門線渋谷駅のすぐそばから、東横線が発着してるなんて全然知らなかった。昔は高台みたいな所にホームがあったよ確か。便利だが、両方のホームの発着時刻を同時表示する電光掲示板は不便。田舎老人だけでなく、若い女性や外人客も乗ったり降りたり。代官山駅はJR御茶ノ水駅並の非バリアフリー駅。奥の方にエレベーターはあるようだが…。夏風邪をこじらせたため、肺病みたいなせきがコンコンコン。男性オシッコ用トイレが2つしか無い所も御茶ノ水駅似。雨は上がったようだが、冷えるし家で寝てるべきだったか。コンコンコン。駅周辺を散歩。日光まんじゅう、日光せんべい、日光もなか、日光木刀…そんな感じでアパートや店舗に”代官山”の3文字が踊る。心底恥ずかしいが、こういう百姓センスが幅を効かせるのは、日本じゃ田舎も都会も同じ(富岡製糸漬け物、富岡製糸てぬぐい、富岡製糸だんご、富岡製糸うどん…)。

 ”詩の伝道師”Pippo&宮内悠介夫妻の披露宴。昇り坂コンビ故に会場(「晴れた空に豆まいて」)は大いに盛り上がっていた(50~60人?)。ただ老いて死んでくだけの年寄りの嫉妬もあろうが、若者中心の集まりは本当に疲れる。生気が衰気を圧迫? スピーチの達人振りをいかんなく発揮したいがらしみきおを、終了後飯田橋の「日高屋」に案内して奢ってやる(そこまでのタクシー代を負担した彼は、飲み代の倍くらい取られてたが)。祖師谷大蔵住まいの頃に利用した成城学園前駅には、パチンコ屋が無かった。代官山では居酒屋が見つからなかった。家賃が高いせいか(見たいぞ「日高屋」代官山店の勇姿!)。スピーチの達人としばらく韓国映画談義。「南陀楼綾繁さんみえてませんでしたね」「底辺貧乏ライターは冠婚葬祭に律儀になると、たちまち破産だよ。今でも似たようなもんか」「………」「そういや明日トークショーだね。朝1番で帰るの?」「いや、夕方からだから」再び飲み代の倍のタクシー代をかけて、渋谷のホテルに帰る難聴者スピーチの達人。俺はふらふらと事務所へ。コンコンコン。

5月12日…「明日の夜だけどさ、私服でいいって言ってもズボンはジーパンじゃまずいよ」「何で?」「そーゆーもんなのよ」「知らねえよそんなこた!」「あたしが恥ずかしいからせめて普通のズボンにして」「3年前に「ブックオフ」で300円で買ったコレにするか?」「膝が抜けてツンツルテンじゃない」「だからはいてて楽でいんだ」「明日昼間、「ユニクロ」でいいから1本買いなよ」「冗談じゃねえ。披露宴だか何だか知らねえが、会費だけで大散財なのに、これ以上余計な出費が出来るか。おまけに新しいズボンだなんて、小学生の遠足でもあるめえし」「いがらしさんとか嫌がって近寄って来ないわよ」「好都合だ」「のむみちさんとかも来るんでしょう?」「知らねえよ。ともかくこの膝がスカンと抜けた、はき心地のいいズボンで行くから。他人の幸せのための2重の銭失いなんて、NHKの受信料の前払いみてえなもんだ」「何よそれ!」

5月11日…奥さんの圧迫から解放されてるせいか、晴れ晴れした顔つきの四谷書房を最近よく神保町で。鼻の下を長くしてる所を見ると、付近に愛人のマンションでも? 余りに幸せそうでムカつくので、俺が奥さんに代わって圧迫卍光線を連続乱射すると、たちまち九段方面に逃亡するのが常。愛人のマンションは富士見町あたりか? もっとビシビシと追い詰め、モンガ堂2号にしてやろう。

5月9日…西荻窪の「盛林堂」経由での出社。”嫌記棚”、今月は1万円代後半となかなかの調子でした。最初は売り上げの最初の1の数字が、伝票が折れて隠れて見えずに青ざめましたが…(またもや1万円割れかと)。東西線で『日本近代文学評論選 昭和篇』(千葉俊二&坪内祐三編・岩波文庫)。小林秀雄はデビューの頃から退屈だったのだね。まだ半分くらいだが、その他は論旨は様々だがほとんど楽しめる。選択がいいのだろう。

 夜、「神保町シアター」で『乙女ごころ三人姉妹』(監督・成瀬巳喜男・’35PCL)。騒々しいゴキブリナンパグラサンエロ爺さんがおらず、ゆっくり鑑賞できた。ただボケは相変わらずで、細川ちか子が登場するまで既に観たことに気付かず。細川、月丘夢路に知性を加味したような美人だが、歯並びがひどい。邦画界ではまだ矯正など考慮されてなかったか? 洋画はバンバン輸入されたのにな。八重歯が可愛いとされる風潮は、70年代でも健在だった国柄のせいか。三島雅夫、大友純と脇役が充実。蓮實重彦が大嫌いとどこかに書いてた、滝沢修も安定してて、千田是也のように映画を舐めた田舎芝居はしてない。そういやいつか悪口を書いた丸山定夫、『妻よ薔薇のように』じゃいいね。映画館で観るのは旧「文芸坐」以来だから、30年振りくらいだったのかな(8日夜にゴキブリと鑑賞)。

5月8日…朝の上信線で『春のめざめ』(ヴェデキント・岩波文庫)。酒寄進一の訳はガキどもの流行語を多用、ウザイの何の。自分が上演する際の台本ならともかく、戯曲として扱われるこの種の本では疑問。目立ちたがり屋の演劇屋と、無理な厚化粧で若作りしようとしている、老舗書店編集部の醸し出す悪臭。やってるこたNHKが戦前の映画の字幕に、看護婦ではなく看護士を登場させる姑息さと同じ。

 「東京堂書店」3階のサイン本コーナーに、青林工藝舍の芸術漫画家の署名&イラスト入り単行本が大量に。まさか経営の一助って事はないだろうが(どうせ昔から苦しいのだろうし)、割と異例ではないかと。数冊買う。名前はすっかり忘れたが、昔は時々電話をくれた『アックス』元編集長、元気なのかな?

 FCで心ある常連客からゴキブリ扱いされてる、ド腐れ死に損ない爺さん集団の1人を「神保町シアター」で。70前後、茶色の丸眼鏡を掛けたやせた爺さん。FCの受付のおばさんにしつこく話し掛けるので、間にガードマンが立って防衛してたのを目撃した事も(ゴキブリグループ内でも浮いてる)。コイツが休業中のFCからご出張遊ばされたのだ。柄にもなく後方の席の青年に話し掛けてる。ゲイ趣味も? 甘かった。青年は完全な当て馬。右側の席に別々に座った女性に、接触する切っ掛けだったのだ(エロ知能犯!)。FCじゃ素行がバレバレで誰も相手にしないが、ここじゃまだ”映画に詳しい粋な爺さん看板”が通用。2人の女性も警戒心を忘れて成瀬巳喜男談義(可哀想な忘れられた後ろの青年)。帰りに入口で、純情そうな女性の方と立ち話をする知能犯。ふやけたエロ毒牙にかからなきゃいいけどと、女性の田舎のご両親に代わってちょっと心配した後、東京駅へ。

5月6日…「シネマテークたかさき」での『お嬢さん』初日。観客25名前後と同館としてはヒットの部類。だが恐るべき愚作。俺の残り少ない人生の140分を返せ! 脚本・役者・演出・撮影と4拍子揃ったクズ韓国映画は珍しい。特に脚本のアホらしさと言ったら…。さすがに同館韓国映画マニア女子も困惑したとみえ、手作りチラシで日本人スタッフの参加により、ヘンテコな日本描写が少ないと苦しい賛辞を。上映する側としてはやむを得まいが、作る側の事情など客には関係ねえよ。冒頭での日本軍行進場面を一瞥して駄目映画とは察したが。韓国側の気持ちも分かるが、そこを抑えてもっと威圧的で立派な行進をさせねば。反ナチ映画の名作に置けるドイツ軍は、外見的には例外なく凄くカッコいい。そういう彼等が鬼畜行為に及び、結局は破滅する所に客は映画的カタストロフィーを抱く。確かにチンチクリンで出っ歯&眼鏡の皇軍兵士は、ナチスの友邦とはいえダンディズムには欠ける。けど心情に流されちゃ駄目。表現者の優劣はそこが分れ目。パク・チャヌク。今後、コイツの作品は避けよう。

5月4日…例のオークションから、『映画秘宝』と荒井晴彦版『映画芸術』を各10冊ほど下げる。前者、去年後半から全然売れなくなった(ほとんど儲けがない最低価格の500円なのに)。2冊500円でも反応なしという不人気振り。洋画パンフのレベル。特に内容が変わったとも思えないが。後者、小川徹版は600円でもコンスタントに動くが(何せ執筆陣が超豪勢。サンピンシナリオライターもまず登場しないし)、荒井版は無視されっ放し。笠原和夫が登場する号のみはやや。両誌、多分エロ本並に4~5冊500円にしても駄目だと。前者は止めたが(字が小さすぎるので)、後者は今も読んでいる。読者であった雑誌の人気凋落はわびしい。『キネマ旬報』『シナリオ』はいいシナリオが掲載されてればコンスタントに(ただ佐伯俊道の連載が無い今月号は、便所紙以下だったが)。『映画論叢』の人気も根強く、『ムービーマガジン』や『リュミエール』は内容の割には動かない。『イメージフォーラム』『スターログ』『スクリーン』などは問題外と言うか、集英社の画集以下の粗大ゴミって感じ。

5月1日…恐る恐る「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の集金に。5000円台割れは覚悟してたが、意外にも6800円。はな垂れ園児の小遣いレベルには何とか。雷雨の中コミガレ開催中。多分連休中はぶっ通し営業だろう。神保町に行く前に、1カ月振りくらいで「秀栄」に。ラーメンの味がライトになってたような。老いぼれには無論この方がいいが、発情ヤンガーゼネレーションは物足りないかも。今朝から読む予定だった、岩波文庫版『カラマーゾフの兄弟』、余りの文字の小ささに訳者米川正夫のオーバーな前説3ページのみで即断念。96年12月の65刷だが、いくら何でも改版が出てるのだろうな。「山陽堂」店頭で安かったので4冊セットを買ったが、ケチの銭失いの見本だ。トルストイやドストエーフスキイ、俺は数本を読んだのみ。全然自慢にはならないが。ただ小説も映画もやたらに長いのは嫌い。世の中には他にもすべき事が一杯あるしな。

4月30日…不忍一箱古本市。娘らはとっくから手伝ってくれないので、愚妻と事務所から南北線経由で出撃(東大前下車)。出店場所としては文句のない「ひるねこBOOKS」前。2枚目の御主人は、「たなかほんや」に比べるとかなり現世に生きてる感じの2枚目(新東宝の色悪役者、江見俊太郎の若き日を連想。つまり西荻窪「盛林堂」の小野店長タイプ)。目標額は25000円。結局もう一息の24000円弱(約40点売れた。そのうちブックカバーが9枚8500円)。目標にこそ達しなかったが、ゼイタク言っては切りがない。愚妻の新幹線往復代、約1万を引いても黒字なんだし。

 隣の「しんや万象」は、個性的な美女3人が交互に店番を。正直言って地味目な活字単行本をそれなりの値段で並べてたので、苦戦しそうだと思ってると、若い兄ちゃんを中心に根拠なくバンバン売れる。3人とも特に肌の露出が激しいファッションじゃなかったが、各自が異なるセクシー光線を濃厚に周囲に放っていたのは事実。枯れ切らない男族の宿命のような物を目撃させてもらった。もう一組の「古本雑貨みかん箱」のお嬢さんからは、『砂人間』(作絵・星まりも)を購入。自作絵本みたいだな。後で読もう。例によって打ち上げには参加せず、カートをゴロゴロ引きずりながら南北線を目指す白髪初老夫婦(千代田線経由だと、御茶ノ水駅乗り換えが地獄なのだ)。

4月28日…コミガレ、先週今週と女性が1人で。レジ作業の間の棚補充にまではなかなか手が回らず、少し気の毒。孤独な老人の糞邪魔な話しかけ行為も、上手くさばかねばならないし。最近気付いたが、犬の糞のように神保町の方々にあった「ディスクユニオン」、いつの間にか明大横の店舗以外、ほぼ完全消滅。「いもや」のそれは知ってたが…。商いの浮沈は本当に激しい。俺のような奴でも40年も従事出来た、エロ漫画の編集ってそんなに甘いのか? 今となれば正直そう思う。今世紀に入ってからは違うが。神保町帰りに近所の信号で、自転車に乗った「秀栄」のおばちゃんにバッタリ(ママチャリ飯田橋CIA)。先般亡くなった堀留橋のホームレスの話題に。かなり体力的に弱ってたらしいと。警察や役所は見て見ぬ振り。江戸時代、いや戦国時代のような自称”先進国ニッポン”。眠い。でも明後日の用意をせねば。

4月27日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の補充にとつい書いたが、ほとんど減ってないのでそう表現はするのは嘘っぽい。昨日までの11日間で総売り上げ7850円、合計31冊。棚代(6000円)だけは確保したけど、副業としてはアベノミクス同様全面崩壊状態。最近は棚も全然乱れてない。来客総数自体が減ってるのだろう。この収入減を30日の元祖不忍一箱古本市で補填出来ればいいが、甘い願望はことごとく外れるのが昨今の世相。軒下コミガレ、田村、ブンケン、「山本書店」の各店頭をフラフラ。市場に崩壊した店の在庫でも出たのか、結構いい文庫本が方々に。元祖一箱古本市参加者のために、大量放出してくれてる訳ではないと思うが。

 朝の上信線で『タイム・マシン』(ウェルズ・岩波文庫)。大人版は初めてかも。面白い。オーウェル共々、その先見性には驚かされる(格差社会の成れの果てをグロテスクに)。ヴェルヌは大人になっても結構読み返してるが、この人はほとんど手つかず。大いに楽しみだが、英国産小説&ミステリードラマ漬けの老後ってのも、ちょっとパターン過剰な気も。ただ代案は思いつかない。

FC

 

どもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2017年 4月22日(土)12時50分14秒
  塩山さん、お言葉に甘えて告知画像アップします。5月14日(日)の夕方から仙台の火星の庭という本とCAFEの店で夏葉社の島田さんをお相手に「尾形亀之助」をめぐるトークショーをやります。耳が悪いのにまだこんなことやってるんですが、みなさんにいらっしゃっていただければ。定員になったとは聞いてないので。(笑)
前夜がピッポさんの例のパーティーなので、なんだか「亀之助」繋がりですね。これも縁と思います。それではパーティーでお会い出来るのを楽しみにしてます。
 

(無題)

 投稿者:退屈  投稿日:2017年 4月19日(水)12時42分4秒
  曽根賢(Pissken)のBurst&Ballsコラム https://ameblo.jp/pissken420/entry-12265806290.html 下の方、3月19日・3月20日に塩山さん  

ボトムズ

 投稿者:漫画のボトムズ  投稿日:2017年 4月14日(金)00時01分55秒
  同じ塩山でも先に死なれて残念だったな………
まだ暫く嫌な人生送らにゃならんのはご愁傷様だが
もうちょっと根性見してくれ
 

(無題)

 投稿者:はい  投稿日:2017年 4月12日(水)23時43分48秒
  すみません、細かいですが「而」立書房としてください  

下々の者へ(その1401)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 4月12日(水)16時07分17秒
編集済
  4月26日…地方在住エロ漫画家は、昼間自宅に居るのをターゲットにされ、地域の自治会役員を押し付けられる場合が多い。青森の果ての真弓大介もその1人。エロ漫画家が先頭に立って、痴漢防止の街灯設置を役所に陳情したりする様は結構笑える(クスクス)。ただ狡猾な田舎の人々は漫画の内容を薄々知りながら、自分たちは面倒がり、人のいい漫画家に雑務を背負わせるくらいは朝飯前。エイズだ肺病だの村八分になりそうな病気を治療中だと偽り、断固として断わるべきだ。傲慢ブルジョア役人の下請けを、タダで務める義務など住民には一切ないのだから(学校のPTAと同じ)。

4月24日…夏葉社の島田社長と言えば、若いのに”稀に見る高潔で良心的な出版人”として、各方面から絶賛と羨望のまなざしを浴びている注目の人。将来は園遊会への招待はおろか、文化勲章ももらいかねない大物だけに、旦那も余り下品な話題を振っちゃ駄目よ(で、いつから坂本龍馬に?←イラストへの感想)。「火星の庭」の例のおばさん、勿論大元気なんだろうね。朝から上信線で『レンズの下の聖徳太子』(赤瀬川原平・幻戯書房)。これが何で今まで未収録? てな小説類がギッシリ。私小説風なのが多いのも楽しい。凄く高かったけど。

 午後「神保町シアター」で『浮草の宿』(監督・鈴木清太郎・’56日活)。3度目くらいの挑戦だが、またも半分くらいは熟睡。馬鹿げたストーリーで演出もマヌケ場面の連続。ホントにこの頃の鈴木清順はヘタクソだった。おまけにヒロインが山岡久乃と来ちゃ、寝るしかあるまい。冒頭の字幕は佐野繁次郎っぽいし(助監督に武田一成の名前)、春日八郎の歌も好きなのにな。死ぬまでに寝ずに見終える事が出来るのか不安。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、相変わらず1日の売り上げ500円(文庫本約2冊)。棚代稼ぎ業。

4月22日…「シネマテークたかさき」、『クーリンチェ少年殺人事件』の初日2回目。観客15人強。エドワード・ヤンは昔から過大評価映画監督の代表だと。3時間56分だそうだが、日活の初期西村昭五郎なら82分で片付けた素材だ(それもモノクロで)。ただ観てて退屈はしないから、稀なテクニシャンではあろう(それだけ)。チラシで、阿部和重、永瀬正敏、行定勳、李相日、富田克也といった、いかにも馬鹿そうな連中が絶賛してたので覚悟はしていたが。ただ感動した青尻ガキは多いらしく、パンフ売り場には列が。喰っても喰っても終わらない、異様に細長い酢豆腐の類い。入場料、会員でも1800円と普段の約2本分。前から言ってるように、長いのは制作側の勝手な都合。客に負担をかけるな。原発爆発対策費用を、罪もエネルギー選択権もない消費者から巻き上げる詐欺手法そっくり。

4月21日…アンジェイ・ワイダ監督の遺作『残像』(6月10日「岩波ホール」で公開予定)を、仕事の合間に。他の巨匠と異なり相変わらずラストまで脂っこく、見応えがあった。『映画論叢』最新号で、誰かがこの監督の作品には波があり過ぎると。俺には真逆で一番安定してると思えるがな。本作は無論共産主義体制を告発してるが、独裁政治に左右はないと痛感させる普遍的描写が終始(安倍ネオナチ内閣がもう3年も続けば日本もこうだよ)。ただプレスやチラシを見ると、そういう売り方をしていない。暗~い昔話扱い。第2の『わたしは、ダニエル・ブレイク』になる可能性も秘めてるのに、分かってないと言うか、関係者が臆病(リスクを負わねば銭も得られない)。エンド・ロールに重なる女性の明るい歌声の曲が、本編での「インターナショナル」同様にシニカルで効果的。どこかで聞いたような気もするが不明。俺の勝手な想像では、共産主義体制下の青少年の明るい未来を歌ってるような気が。唐突に善玉ユダヤ人女性が登場したり、色気のある眼付きの女子学生の裸が拝めなかったのは不満(主人公との濡れ場でも公安のリンチでも構わないのに)。多分本作は拡大公開されると思うので、場内に起伏がなくやたらに明るい、「岩波ホール」以外のスクリーンも大きな劇場で観た方がいい。

4月20日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の売り上げが、桜のシーズンを迎えるやまたも急降下。4日間で1600円しか売れない惨状。哀れんだ田中社長に、「神保町シアター」の招待券をいただく。肌を露出した欧米系観光客が神保町でも目立つが(湿気など我慢しろ!)、放射能被害をダイレクトに受けるためか? わざわざ汚染されに来日する神経が理解不能。アジア系の人々は案外厚着だが。

 ダー松センセ、あるいは誰でもいんだけど、本欄が文字ばっかで堅く見えるので、写真類を埋め込んで下され。俺のMacは何かが不足してて駄目らしい。良く分からんが。

4月19日…自宅仕事を午前中に済ませ、高崎駅西口9番発のぐるりんバス(200円)で「県立土屋文明記念文学館」の”詩人 大手拓次ー孤独の箱の中からー”へ。辺ぴな場所で今回初めて。最寄りのバス停、井出町西までには30分もかかる。「だるま眼科」、「ギャラリー異邦人」、店名未確認の中古ジャズレコード屋と興味深い看板も見掛けたが、さすがに飽きた。住宅街で降りても何の案内表示もない。ここから徒歩15分て話だが…。目と鼻の先の家のおばさんに尋ねると、お爺さんと口喧嘩しながら親切に教えてくれる。天気はいいが強風下、田んぼの中の一本道を30分近く歩く(15分で行けるのは鉄腕アトムのみ。一応連絡バスもあるが2時間に1本程度)。チラシによればこの地の果ての二子山古墳周辺に、文学館だけでなく「かみつけの里博物館」とかいう施設まであると。役人の文化を飾りにした天下り施設増設への執念には恐れ入る。古墳や安っぽい埴輪レプリカ群をかき分け、やっとこさ悪趣味な軍艦風の文学館に到着。

 既に3時近く、予定した3時30分のバスで帰るのは到底無理(次は4時58分)。ジックリ見物して時間をつぶすしかない。せっかちな俺は、まずこの種の展示に30分以上はかけないのだが…。大手拓次も萩原朔太郎も、学校の先生のような読み易い文字を書いたのだね。展示はそれなり。ただライオン歯磨時代の同僚として山本嬢が登場するが、後の山本安英だとキャプションを付けないと一般人にはまず分からない。土屋文明の常設展も。こちらが異常につまらない。100歳まで生きた歌人の、文化勲章類や剪定バサミを展示されても、「さようでございますか」とつぶやくしかない。通路右側が土屋の順風出世街道、左側が短歌界の俯瞰図(こちらややマシ)。巨額の税金を遣って顕彰するような歌人でない事は良く分かった。山田かまちのように遺族に運営させるべき(既にこちらも高崎市の役人の天下り施設と化したようだが)。合計4000円以上と、萩原恭次郎他の過去の図録をつい買い過ぎた。約1時間半の滞在で他に見かけた観覧者は2人(受付嬢は美人)。再び強風の中をバス停に向かう。到着が10分以上遅れる。そう寒くはなかったが、帰宅ラッシュの車が溢れる歩道のない道端でたたずむのはわびしい。手にしたトートバッグが「モンガ堂」の名入りだからか更に。

 高崎駅周辺で時間をつぶし、「シネマテークたかさき」での『話す犬を、放す』。題名から懸念したほどひどくはない流行の認知症、いや老人ボケモノ感動押し付け映画。もう少し華やかな配役は組めなかったのか? 中年のつみきみほと、とても婆さんには見えない田島令子じゃトホホ感過剰。来ないバスを夕方の県道で待ってる気分に再び。小林信彦や秋本鉄次も言ってるが、映画は基本的に美女を満喫するもんだよ。観客5人。帰りの上信線で『事故』(松本清張・文春文庫)。

4月18日…月末の”本家本元一箱古本市”に備え、門前仲町→神保町の強行軍。大赤字で社長交代の「ブックオフ」、どの店舗も従業員に生彩がなくお通夜ムード。新刊書店、古本屋、そして各種版元とエネルギー供給源を貪り尽くし、今や飢えに悶えてるドメクラのハイエナ状態(そのおこぼれで生きている醜い日本の私)。重い荷物でグッタリ。「三省堂」4階の椅子で一休み。隣の20年後の南陀楼綾繁風の爺さんが、ヨダレたらして居眠り中。『食魔』(岡本かの子・講談社文芸文庫)を20Pほど読み、立ち上がる。南陀楼綾繁タッチの爺さん、今度はトドのようなイビキをかき始めた。

 夜、近所の「神楽座」という角川書店ビル群一角の劇場で(最初間違って、通い馴れた角川映画の試写室に)、公開以来再上映されてないらしい、『嫉妬』(監督・土井通芳・’62大映配給)。新東宝関係者で製作されながら、倒産で公開出来ずに大映が配給を引き受けた一作と。文句のない駄作だが、沼田曜一ファンにはたまらない逸品(俺は大友純ファンだが)。角川映画は今後も月1回程度、権利を引き継ぎながら世間的に知られてない作品を順次試写予定と(無料)。同映画は図々しくも買い取っただけの大映製作映画群を、角川映画のキャプションで公開してるトンデモ映画会社で大っ嫌いだが(「神保町シアター」と異なり、唯々諾々とそれに従ってる「新文芸坐」も恥を知れ!)、こういう地道な努力は、今後予測されるDVD発売宣伝の一環だとしても、一応は評価されるべきだろう。

4月17日…富岡市役所総務課経由で出勤。情報開示請求に対して、2項目希望したうちの(2)の”換地原案説明会”(3月28日に開催)の質疑応答内容に関してはゼロ回答。当然その場で再び開示を求める申請を。総務課の担当者は理由も明確に説明しようとせず、不誠実の極みだ。いや岩井賢太郎市長以下の幹部職員による、市の政策決定会議の中身も文書化してないと市議に居直った、ゴーマンブラックな富岡市らしいか(北関東の防衛省か大蔵省財務局?)。おかしかったのは、土地改良課の職員らしき4人。”らしき”と言うのは、会議室でかかしみたいに棒立ちしてた4人(爺さん、おじさん、姉ちゃん、あんちゃん)が、自己紹介を一切しなかった事(情報開示担当の居合わせたI職員がキチンと紹介、名刺交換させるのが当たり前)。4人は普段は妙義庁舎に居るらしいのに、一体何しに本庁舎まで来たのか?(手間隙ガソリン代を使って) そもそもわざわざ出向いた地権者に対して無礼千万だ。こういう職員でも平均市民の2~3倍、つまり500万前後の年収を得ているのだ。集客力が地に落ちた富岡製糸場に無駄金を注ぐより、非常識高給取り職員に一般社会常識を教えるセミナーでも開催すべきだ。

4月16日…「シネマテークたかさき」で『ショコラ』。観客約20人。典型的な芸術家の一代記映画。破綻もないが新味もゼロ。こういうパターンをなぞっただけの臆病映画は、駄作より罪深い気がする(最近で言えば『バンコクナイツ』とかも、本作に比べりゃ少しは…)。

 帰りの上信線で『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』(岡崎武志・原書房)。オカタケの古本ネタはもう食傷気味だし、子供にも手がかからなくなったのだから、芸能や文芸評論に的を絞るべきとお節介な事を考え、買ったまま積んであった。が、いざ読み始めるとやはり手練。知ってても何の役に立たそうな話題を一気に読ませる。行動力やアングルは既にオカタケを追い抜いた感のある古ツアも、ここらのサービス精神はまだ修行不足(ちなみに古ツアが買ってくれた、「盛林堂」内”嫌記棚”の小林信彦の初期2冊は、コミガレで入手。赤ライン引きが趣味のこの人の旧蔵書、まだ続々と並べられつつある)。本書同様に「盛林堂」で詩集『風来坊ふたたび』も入手して読んだが(両方サイン入り)、こちらは冨田均よりややマシな程度か。あらゆる文字表現に誤植は避けられないが(本欄がいい見本)。ただ『気がついたら~』の172Pは痛恨でしたな。アラカンの1P丸々のスチールキャプションに、”山中貞雄監督『右門捕物帖 帯解け仏法』(1951年)”と。正確には1932年。これだと戦死した山中監督が、敗戦後も生きてた事に。俺のように普段から誤植だらけだと、読む方も眉唾なんで罪も軽いが…。

4月15日…土曜出勤。上信線で『恋する原発』(高橋源一郎・河出文庫)。この人の小説は初めてだと。題名が嫌で手にしなかったような(今回もそれは感じた)。が、思ったほど退屈ではない。少なくとも、小林信彦、辺見庸、川本三郎、小谷野敦他の小説よりはよっぽど上等(笙野頼子、西村賢太よりは落ちる)。最初は性的描写が嫌でゲッソリ。仕事柄エロにはもうウンザリだよ。中盤以降は馴れさせられたが…。俺と違い今の天皇を高く評価してるらしい。そこらが左右を問わず批判されてる模様だが、天皇制自体までを弁護してる訳ではないらしいから、特に俺は何も。文化勲章狙いか? このお下品小説じゃ無理だろう。そこらはちょっと偉いのか。

4月14日…地下鉄東西線飯田橋駅の券売機に、500円玉を入れようとするが入らない。チラッと見ればそのはずでデカイ。昨夜は「早稲田松竹」を出た後、「日高屋」高田馬場駅前店でビンビールを飲み、「ホテル・エドモント」前のファミマで買い物をして帰社。500円玉は、その2店のいずれかでもらった記憶が。前にも経験があるが、外国のコインでも混入したのだろう(意識的か偶然かは不明)。しかし500円というのは初めて。今後は酔っても警戒をと決意したが、考えれば両店ともに巨大チェーン。レジも贋コインくらいはじき出す機能もあるはずだ。再確認。何だ昭和60年のつくば万博の記念硬貨だ。600~700円で販売してる業者も。500円といえば「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の半日、いや今月のように調子悪い時期だと1日の売り上げに匹敵。ともかく一安心だ。

4月13日…「早稲田松竹」で『揺れる大地』と『郵便配達は二度ベルを鳴らす』。老人割引き900円。前者は20年、後者は40年振りくらいなので初見同様に新鮮(ボケ老人の特権)。『揺れる~』、”赤い貴族”ヴィスコンティの第2作だけに、当時は容赦なき社会主義リアリズム映画として耽能(評論家の多くもそう評価)。しかし今観ると、そういう面も確かにあるが、世間知らずな”長男の甚六”の戯画としての要素を濃厚に感じる。多面的魅力を秘めた作品だからこそ時代を生き抜き、古典と化すのだとの具体例を示された感が。でも一切のナレーションは全く余分だ。後者、マッシモ・ジロッティのトム・ハーディ真っ青な男の色気に、ヤボテンオヤジもタジタジ。ボブ・ディラン風の男色家らしい旅芸人が、金を恵むのにも即納得。欲求不満の人妻がスカートをはだけるのは更にだ。126分もある割には退屈せず。後半、ドラマの盛り上げの布石にさせられる、アイスクリーム1本で抱かれるだけでなく、時間稼ぎのコマにされる薄幸そうな踊り子が不憫(田舎の老いた両親の気分に。演出者の女性嫌悪も少々)。最終回、入りは悪く30人前後。

4月12日…半月振り位で「ゆで太郎」へ。大盛り+かき揚げ&とろろの豪華版(小金持ちの余裕じゃよ)。無料クーポン券置き場をチェックするの忘れた(飯田橋店は客が勝手に取ってくシステム)。この種の券、「吉野家」でも「日高屋」でもくれると一応もらうけど使った試しなし。キスだけは許さない”娼婦のプライド”に近いのかも。「神保町シアター」で今夜の券を購入後、「東京堂書店」で『かたわれワルツ』(鈴木翁二・而立書房←有名漫画家な割に退屈だった。意匠は斬新だが表現方法が稚拙。昔、西川口東口の「広瀬側」というもつ焼き屋に良く。知り合った学研のフリーが鈴木ファンで讃歌を頻繁に聞かされたが、この程度だったの?)のサイン本を買ったついでに、何年も前に紛失した同店のポイントカードを作ってもらう。軒下コミガレ、田村とチェック、「書泉グランデ」地下に回ると、東京タワーみたいにのっぽなリリーフランキーが。周囲のムードからして撮影待ち? そういうスタッフらしき連中は眼に入らなかったが。どうでもいいのでエレベーターで3階へ(幼女タレント写真雑誌を数冊買った気も)。2~3階には特に欲しい本なし。
 

レンタル掲示板
/123